■血液検査を受けて来ました。今日は採血とレントゲンだけし、再来週結果を聞きにまた通院します。医療の現場を全く知らないので、検査と聞くだけでビクつきます。
自分は昔、親に医療系の学校に行くなら金を出すと言われましたが、ビビリなので無理だと言い切りました。せめて自分の事象に対してくらい、ビビらずあれと思う事頻りです。ビビり過ぎて読み返せない漫画や小説が多い事に最近気が付きました。
■キンちゃんが自分はマジックの息子と言い張っていた頃。キンちゃんの身の寄場は、ハレの所でした。キンちゃんのお父さんがマジックでもルーザー様でも、キンちゃんには「叔父さんの職場」になります。ですがハレのテンションは、マジックの息子>ルーザー様の息子の様な気がします。
キンちゃんがルーザー様の息子なら、高松が目を光らせているので下手な事すればこっちが危険という予測もあるでしょうが、ルーザー様との苦い思い出がハレのテンションを下げるのかもしれません。キンちゃんの身柄について一時期巻き込まれたマーカー達は、マジックの子息を2人も預かると言う「面倒事」が終わってホッとしたかもしれません。
南国後高松は団内で、私はお仕えすべき方にお仕えしているだけと言うでしょう。マーカー達から見れば、お仕えとかでなくて、生き別れだった母子みたいなものでは。マーカー達は総帥家のイザコザに巻き込まれるよりは、キンちゃんもコタも親元に返し、仕事に没頭する方がいいと思います。
■中高生くらいの多感な頃。「男として育てられた女の子」の話を漫画や小説で読んだ気がします。そういう年頃だったのかもしれません。手塚治虫の火の鳥の異形編の左近介がそうでした。
今、手塚治虫を読んだらショックが大き過ぎるだろうなと思います。小さい頃、同級生から借りたり、学校にあった等で巨匠の名作漫画をいくつか読みましたが、あまりにテーマが壮大過ぎて当時分からなかったのと、今、無駄に大人になりリアルにゾッとして読めないと思います。
南国&PAPUWAが恐ろしくないのかというと。恐ろしい部分もありますが、基本的に設定に穴と矛盾が多いので、気に入った部分だけ読むのもOKといういい意味の杜撰さがあるのかもしれません。
最初の話題に戻って。
・男として育てられたと言っても、体は女性。ベルばらのオスカルは最後まで中性的、女性らしい場面もあくまで雄々しいままだったけど、肉体は容赦なく女性だろうと思う。
・抽象的な意味で男性を真似たとしても、男の身勝手さ、子供っぽさ、偉ぶる所までは似られない。何故なら、「〜として育てられた」という立場自体、受け身であって、その気になればブリーフパンツ一枚で往来を歩く様な「少年」の真似なんて、周りが少女にさせない。
・結句、主に父親の要望で「男と言うイメージを背負わされて教育された」だけで、女の子が男という生々しいものになりおおせた訳ではないと思う。
オスカルはインテリですごい美女。基本的に少女漫画のヒロイン。男として成人したという部分も、気高さに昇華され、彼女本来の性格になっている。現実の男のズルさ、女々しさ、いやらしさをオスカルは生涯知らないのではと思う。
教師など偉い人から、「自由にものを考えましょう」と言われても、自由に振る舞うという命令を与えられるという矛盾が生じる様に。もし小説や漫画のヒロインが、「自分は男として育てられたから、ガサツで自己主張が激しいのだ」と言えば、「ガサツで激しく振る舞う様に言われた」という受け身のポーズが発生する不思議。 |
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