■大人になりたいキンちゃんと、大人気ないルーザー様が書き(描き)たいです。キンちゃんが中学生くらいでも、ルーザー様はまだ30代です。結構なバトルになりそうです。高松は仲裁しようとするでしょうが、どちらの味方かと言うと難しいです。
キンちゃんの方が高松の声に耳を貸しそうなので、結果的にルーザー様対キンちゃん&高松という感じになるのでしょうか。激昂したルーザー様が、「僕の弟達は素直に僕の話を聞いた」と言い、高松が家出する所までは定番だろうと思います。高松が最も傷つく言葉でしょう。
マジック達が、兄弟愛もいいけど息子と高松を大事にしなさいと言っても、ルーザー様は虫の居所が悪ければ、キンタローと高松のせいで兄さんに嫌われたと思いそうです。オチがないというか、嘘でも夢でもいいから、高松に優しくしてくれるルーザー様を自分は挟みたくなります。
■同じガンマ団総帥でも、シンタローとマジックの方針はだいぶ違う様です。シンタローの代と言ってもマジックの影響が依然強いですが。そしてシンタローが「何をしたのか」は、相変わらず読者の想像に委ねられています。マジックにもシンタローにも従うミヤギ達若手・津軽君達美少年組は、相当柔軟な態度が求められるのでしょう。
シンタローの場合、部下に品位や人格まで求めそうです。珍しい事ではなくて、昔の中国でも時代が平和になると、親孝行で立ち振る舞いのいい人が優先的に登用されていました。シンタローが甘いんじゃなくて、ガンマ団の敵は既に全てマジックが倒したと言うか、悪い物を皆上の世代がどうにかしたのでしょう。
シンタローの「理想」は、全てマジックの愛や残虐さ、支配欲によって、現実になった気がします。シンタローが「理想」を抱くほど自己肯定感豊かな人になったのも、マジックの溺愛のためしょうか。本当はパプワとの友情でシンタローが素をさらけだせた・・・という感じが好きですが、余りにもパプワくんのいる自然豊かな島と、シンタローが過ごす世界は異なります。
■子供の頃、学校の教室の図書棚の本を全部読むとかしていました。クラスの本棚の冊数なんて、子供でも読み切れる数ですが、内容は結構ランダムだったと思います。マンガ世界の歴史、マンガ日本の歴史等は必須でしょうか。
昔は歴史物が面白くてならなかったです。「100万の軍勢」とか聞くと胸が高鳴りました。今、100万の軍勢と聞いても、そんだけ成年男子を集めたら、残された家や村は破滅だろうなと思います。昔の子供はよく働いたと言いますが、大人の男性が戦争にいってしまったらそうなるでしょう。
特に好きだったのが中国史です。あれ普通に、「兵隊の死体で大河がせき止められた」と出て来ます。「日照りやイナゴで飢饉が起きた」とかも当たり前に出て来ます。当時の一般人は、戦争に駆り出されるか農業をしているかだろうから、為政者のなすがままに生きていくよりなったのでしょう。 |
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