■原稿中です。52項の予定です。あと漫画が4項と表紙と後書きです。毎年12、1、2月と青の一族的にイベントが目白押しなので、ラスト3月に高松がどう出るのか気になっていました。
春コミと言うと。最初の本はキンちゃんのバレンタイン作戦的な感じ、次の本はルーザー様と一緒の冬のお話、その次は理解者のふりしてすねる高松と、高松をなだめるキンちゃんの本でした。
今年くらい普通に高松がいい思いするようにと思っています。ルーザー様からチョコレートボンボンもらったり、キンちゃんからやっぱりチョコレートボンボンをもらう高松。高松はすねやすい割に、直球の愛情表現を避けられるほど強い人ではないので、速やかに機嫌を直すと思います。
ヘタリア、おそ松さんでどちらかと言うと不憫なキャラが人気になり、南国&PAPUWAもアラシヤマという不憫な方のキャラがいます。皆応援しやすいキャラと言うか、最強・無敵・みんなのアイドル的なキャラに感情移入するのは困難です。
高松も彼自身が芸達者なので気になりませんが、不憫な方かなと思います。ルーザー様も、「兄弟のために死ねた」という満足と誇りが彼にあるので滅多な事は言えませんが、不憫だったと思います。
■哲学や心理学を勉強した事がなく、時々図書館で読むくらいの全くの素人です。ですが考え事をする時の切っ掛けになる時があるので、雑学程度に読みます。
ウテナ放映時、何故ウテナはデュエリストと決闘するのかというインタビューがありました。幾原監督と榎戸さん、アニメージュの対談でした。
ウテナは自己実現しているキャラで、自己実現できていない西園寺や冬芽達に挑まれて決闘するのだそうです。ウテナはアンシーという自己実現のお守りみたいなものを片手に勝ち続けます。
そのうち自己実現という概念が絶望に代わった暁夫と剣を交え、学園と言う箱庭の中でしか自己実現できていなかったウテナは世界から消えます。ウテナがいない世界でも生徒達は明るく暮らし、自己実現したりしなかったりして過ごしています。
自己実現ってなんなのさというと、夢を叶えるという事かなと思います。冬芽達はウテナを倒してアンシーを手に入れる事で自己実現しようとしますが、ウテナもアンシーもいなくなった後は、割と普通にしているのが不思議でした。
夢も何も一時の事で、若い熱病と片づけられるのか、彼等が大人になったという事なのか。七実と石蕗君の関係はそんな感じに思えます。決闘とかしなくても、順々と石蕗君は大人になりそうです。
バカで子供のウテナと、もう一人のウテナであるアンシーだけが学園の外に行き、苦労しているみたいです。荒野に跳び出すのも選択だろうし、現実を受け入れてそっと学園から出て行った時子さんみたいな選択もあるだろうと思います。
自己実現って現実を自己に合せる事でなくて、自己を現実に合せる事が出来たら勝者かもしれません。西園寺はアンシーを失ったけど割と元気そうでよかったです。 |
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