madeingermany

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...... 2016年04月27日 の日記 ......
■ 蒔岡妙子   [ NO. 2016042701-1 ]

■髪の長い時のキンちゃんを思うと、ヘタレなライバルキャラ、不完全なラスボスだったなと思います。目覚めたばかりのキンちゃんにそんな重荷いらないのでは、と思います。高松から見れば、ただの寝起きの悪い子だったのでは。高松は口には出さないけど、「素直でカワイイ子」と「いかにも男の子」という子なら、後者が好みなのではと思います。

手を上げるしか周囲に自分をアピールする方法を思いつかなかったキンちゃんが、大人しく高松が寝かせられた担架に付き添って本部まで帰るんだんろうなと妄想すると、微笑ましさすら覚えます。



■お恥ずかしい事に、ローマの休日を見た事がありません。名画と言われ、あちこちでパロディを見かけます。

群馬にはグンマの休日と言うPRがあります。あれは都心から近いと言う利点を生かし、楽しい休日を過ごしに来て欲しいと言う県民一同からの願いなので、群馬に某国の王女様が来るとかはないです。

グンマの休日、という短い小説を週末に書こうと思います。グンマメインの漫画や小説は少ないのですが、パプワ二次を始めた頃は、グンマメインを考えてしました。



疲労と息苦しさと緊張でヒステリーを起こし、出先で薬を「医者」から投与されるも、「医者」から逃げ出すグンマ。新聞記者に出会わないとなりませんが、彼に「医者」の報復が想像出来るなら、そっとグンマを「医者」に返しそうです。

グンマに恋と観光と自由がないなら。残るはジェラートになります。薬ではグンマをコントロールできないと知り、甘い物の投与を考える「医者」。たくまずして南国の高松とグンマのままの様に思えてきました。




■相変わらず細雪を読んでいます。一度読みだすと、軽く一月くらいかかる長さですが、その長さに落ち着きます。今、妙子が水害から板倉に助けられ、東京から雪子が見舞いに来ました。

谷崎と言うと、あんまりヒロインに過保護でない場合が多い気がします。奔放で有名なナオミですら、究極の所譲治の彼女への愛情次第で話はコロコロ変わるでしょう。ナオミは譲治の奇抜で世間的でない趣味に、自分を合わせていただけかもしれません。



谷崎から大切に書かれているヒロインと言うのが、パッと出て来ません。細雪の幸子は健康で財産家で、夫と子供がいますが、何となく物語の傍観者と言う感じがします。

多くの源氏物語を現代語訳、マンガ、映画等にした場合、自己投影や自己解釈が入ってくると思いますが、流石、容赦なく源氏と姫君達の残酷な関係を淡々と逐語訳した男だなと思います。谷崎の紫上達には一点の慰めもなく、源氏は身分の貴賤を問わず女性を求め、薫と匂宮は浮舟を自殺に追い込みます。

多分本編通りだと思いますが、紫上を失った源氏は大人しくなったかもしれないけれど、お気に入りの女性使用人は当然います。紫上は亡くなっても可哀想だと、最後まで読んだら本気で思いました。

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