■ローマの休日でアンが壁に祈る場面があります。決して叶わないと彼女が言いますが、王女たる彼女でも叶わない夢って何かなと思いました。恋かもしれません。
・多分、何故彼女の様な若い娘さんが大々的なパレード等に出ないといけないのかという答えと同じだと思う。彼女の父は在位40年を越えていて、もう高齢。諸外国への訪問はもう辛いのかもしれない。
・王女は恐らく一人娘。男の兄弟がいれば、彼女にこんな負担は来ないと思う。男の兄弟がいれば、むしろ彼に妃殿下等が迎えられ、大体的な諸国訪問は若夫婦の仕事になると思う。
・巨大な王国の一人娘なら、普通の王族の様に上流階級の男性に降嫁と言うのは難しそう。王位の第一後継者と言えばその夫にも権力が行きそうだし、かつてのエリザベス女王の様に処女王の道がアンに決定済なのかもしれない。アンの後は、従兄弟とかに王位が行くのかもしれない。
なんでアンの側には高齢男性か既婚女性しかいないんだろうなと思いましたが、若いメイドなんていれば自分の恋バナなんて話しかねないし、若いハンサムな侍従でもいればアンに影響があるかもしれません。
高齢の将軍と医者のコンビは好きですが、若いアンには不満も不満だったでしょう。若い王族が何故単身なのか、早々に婚約者が付けられるはずだろうと思いましたが、生涯未婚である事がアンの運命なら、彼女に恋は不可です。
ジョーが彼女を満足させられてよかったというか、ジョーがいなかったらアンはどうなっていたんでしょう。老医者と老将軍と伯爵夫人のトリオが好きでしたが、若いアンの欲求やいかにという所です。
■グンマ博士の休日と言うタイトルだけで小説を書き出したのですが、途中でタイトルをグンマ博士の佳日に買えました。「佳日」は結婚式で聞いた事のある言葉で、縁起のいい日、このよき日とかいう意味だったと思います。
キンちゃんと高松が出会った日、がグンマの佳日だったと思います。口を割らない高松が、焼き立てのハマグリの様に語り出したのはグンマには衝撃の日だったでしょう。しかも直接嬰児交換の事を語ったのはサービスなので、何のフォローもありません。
グンマに、貴方の従兄弟だからキンちゃんが可愛いと言う高松は、よくない男の振る舞いそのものです。高松に期待するのをグンマが止められたのは、グンマにはよかったんだろうなと思います。
キンちゃんには面倒な男と出会った日ですが、キンちゃんなので不満があれば遠慮なく高松に言うでしょうし、喧嘩してでも高松の心を開く事が出来るだろうと思います。
キンタロー様の休日、でも小説が書けそうですが普段本の方で余りに書いていていいかなと思いました。グンマは子供から大人になる階段がなんとなくありますが、キンちゃんはずっと子供っぽい所がありそうです。 |
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