■キンちゃんの精神年齢がどのくらいかよく分からないのですが。生真面目かつ時々衝動的なあたり、同世代でもトットリの方が大人だろうなと思います。
おそ松さんのスタバ回ではないですが、キンちゃんにも身近な人を恥ずかしく思う瞬間があるんでしょうか。スタバ回の冒頭は、「弟のバイト先を見に来た兄弟」と言う感じで好ましい出だしだったと思いますが。妙な変装は、六つ子である事をトド松に気を遣って隠していただけとか。
高松の場合、悪行が長くて質が悪いです。シンタロー世代だと士官学校入学時から高松との付き合いがあるため、最早イメチェンとか無理では。高松のトンデモさに気が付いたキンちゃんの行動や如何にと思いますが、高松はキンちゃんの言う事なら耳を貸すと思います。
シンタローに殺す殺す言っていたキンちゃんが、割と早く皆と馴染んだのは、皆も殺す殺す言っていた事と、「あのドクターに付きまとわれて可哀想、こっち逃げて来い」という暗に同情もあったのかなと思います。若手ならそう思いそうです。
■細雪を読み終えたので、返して来ました。厚い小説ですが読みだせば早いです。雪子の結婚式は天長節との事でした。主な小説の舞台は関西とはいえ、まさかこんな穏やかな終わり方をするとは夢の様です。
妙子の死産、雪子の下痢の描写は大団円とは言い難いかもしれませんが、時局から離れた穏やかな終わり方だったと思います。
■モーレツ宇宙海賊を4話まで見ました。一話ずつ毎日見ようかなと思ったら、面白くてとても途中で止められませんでした。以下は順不同で感想です。
・どうしてお嬢さんが海賊で、女子高生が宇宙船に乗り込むんだと思う。職業的な感じ、大人の様な義務感で搭乗するのではない、大事なのは「決心」だというモーレツなアピールなのかなと思う。
ジェンダー無視と言うか、ユリカは「若い女性艦長は単なるお飾り」という突っ込みを常に受けていたけど、モーパイだとキャラが圧倒的に女性中心で、ジェンダー的な部分が相当薄らいでいる。色恋を挟むとつまらなくなる部分もあるだろうし、いいと思う。
・過去、タイトルと茉莉香達のキュートなセクシーさ、宇宙戦艦と言うだけで見ないでいた自分を責めたい。やっぱり佐藤監督の作品だった。好きだったナデシコでされていた問いかけ等が徐々にほぐされている感じがして、モーレツも好きになった。
・茉莉香達の美脚、ミニスカ、可愛い顔は、男性キャラが今の所あまりいないからか、「若さと自由」の象徴に思える。社会人でない茉莉香達だからこそ、自由に学生生活を送り、大人達に守ってもらいながら、将来の事を考えたりするのかもしれない。
・自転車に乗る茉莉香を見ていると、ナデシコのアキトを思い出す。アキトはお玉や中華鍋を背負って、両親のいない暮らしを送っていたと思う。アキトの「若さと自由」の象徴はユリカその人だったと思う。
アキトは戦争なんかしないで、ユリカとラーメン店をやってるのが一番幸せだったのかもしれない。でも火星生まれでテンカワ博士の子供と言う事で、どうにも戦争に巻き込まれていた。
アキトには奔放で明るいユリカ、ユリカには大好きなアキトがあって初めて十全なのであって、今思うとナデシコの物語のゴールは明らかだったと思う。いつの間に主人公がルリになったのか。でもルリは可愛くて有能でたくましくて大好きだ。 |
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