■学生から社会人に変わった時、一番驚いたのは出勤日数でした。日祝日休みなのは有難いとしても、盆と正月のわずかな休み以外は全て勤務日です。雇ってくれるだけ感謝感激ですが。
お金を稼げる様になったら、バカンスだの旅行だのするんだと決意していました。普通の人は学生時代に昇華しているはずの欲求を自分は解決しておらず、これからの自分の給料だけが頼みの綱でした。ですが収入はガソリン代や自動車購入、自動車税、所得税、年金・保険等で出て行き、バカンスどころではなかったです。
ありきたりの話ですが、それ故にちょっとした温泉一泊とか、乗った事のない電車に乗りに来れたとかが嬉しくてならないのでしょう。勉強ばかりの学生時代を送ったのも、無駄にはならなかった様です。何をしても楽しいので。
■おそ松と検索すると、分量からかピクシブに行きつくのでそのままピクシブの漫画やイラストを拝見する事が多いです。パソコンを凝視すると目が痛み、とうとう眼鏡を買い換えました。
昔は面白いものなんてイベント会場に行くか、オタク雑誌を購読しないと見られませんでしたが、時代は変わったのだなと思います。オタク向け雑誌も意外と便利だったなと思いますが、昨今、氏名年齢性別住所等をさらけ出す事は危険かもしれません。昔は文通コーナー、同人誌通販コーナー、オンリーイベント等で個人情報がドサッと載っていた気がします。
■以前、自分が尊敬する人から。
「仕事や趣味は自分の居場所ではない。もっと周囲を大切にして」とアドバイスをもらった事があります。今の様に同人活動に苦悶を感じていた時の事で、歴史は繰り返すと言うか、成長がないと言うか。
そんなこんなで時間だけ経って。やっぱり自分には仕事と趣味しかない様な気がします。
■10年くらい使っていなかった色鉛筆を使おうと思います。大昔、義務教育時代にはこよなく愛し、出来たイラストの下手上手に関係なく楽しく描いていました。
と、言うのは内面の話で。実際はクラブ活動で同じような絵ばかり描いていて顧問の先生から、もっと違うものを描きましょうと指摘されてました。校内活動だったので、廊下に自分を含め部員の絵が貼りだされて、描いた女乱馬の絵を「似てない」「ヘタ」と通りすがりにビシバシ言われた思い出があります。
当時から、楽しむ事と賞賛を求める事は違うのだと知っていたとすれば、別に悲しむべき事ではないと思います。なにか書いたり、描いたりするのが好きだったことだけは学年で有名だったらしく、今の職業を自己紹介すると驚かれます。
かくかくしかじかの思い出でがあるにも関わらず、高松の絵を描こうとして、旧来お馴染みの色鉛筆を持ち出すのだから、思いは片思いにせよ、結構充実した美術ライフだったのかもしれません。 |
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