■本は好きですが、いつも同じような本を読んでいる気がします。今カバンに入っているのは、天平の甍です。高校の頃、敦煌等と一緒に二度三度読んだ本です。本を読んでいる時だけは、自分が貧相で不器量な、女とも言えない女である事を忘れました。まるで自分も科挙を受けに、都に行く様なエキセントリックさで一杯になりました。(※女性は科挙を受ける事が出来ない。)
■キンちゃんの性格形成について、高松の負傷と入院が結構大きいのではと勝手に思っています。
手当てしなければ人は治らないし、間近で負傷、手当、搬送、入院、手術、療養、復帰と一連の事を見ていたなら、キンちゃんの考え方に影響を与えたかもしれないと思います。相手の痛みを想像しようとする子になったのかなと。
部下の怪我を一部始終見守る必要はないし、青の一族にとって団員は全員使い捨てです。高松が特別と言うことは無いと思いますが、キンちゃんにとって一大事だったろうと思います。また高松も、普段なら自分の形勢悪しと思えば丈夫なうちに逃げ、回復してから何食わぬ顔をしてまた出てきたろうと思います。
病床の高松なんて可憐でも清らかでもないんですが、頭がしっかりしているだけに、キンちゃんと病室で素読していそうです。ナースキンちゃん。
■入稿したら温泉に行くと決めているんですが。この三連休には入稿済の予定で立てた計画を一度破棄しているので、入稿したらホテルや旅館さんに電話しようと思います。迷惑をかけたくないので。
夏コミのための上京の際に泊まる場所も、温泉です。上野にある鴎外ゆかりのホテルも気になりますが、泊まった事がありません。いつか本当にそのホテルのためだけに、上京する日があれば愉快だろうと思います。
苦い思い出として、新潟の大湯温泉へ6月下旬に行き、「仕事も原稿もこの数日は忘れて、リフレッシュ」と楽しんでいたら、赤豚さんのスパークが早期満了しました。
くどいんですがスパークなら、8月の大阪インテ後に申し込んでもいいくらいなのに、今年はどうしたかと思います。もし五輪の影響なら、五輪が無事開催・閉幕される事を祈るばかりです。
五輪開催と言えばおめでたいというムード一色だったのは、過去の事なのでしょうか。外の国で五輪で無理したが故に、国の経済がパニック・破綻寸前にまで追い込まれたとはよく聞きますし、五輪後の施設の哀れな姿などはいくらでも出て来ます。
五輪と言えば、冬季五輪があった長野を思い出します。長野駅で下車する事は余りないのですが、五輪があった事を大事にしている印象でした。長野と言えば善光寺、そして五輪、長野新幹線なのでしょう。
長野新幹線開通とともに、横川〜軽井沢間の在来はなくなりました。鉄道村や遊歩道、温泉施設と群馬側はまだ大事にされています。でも、代行バスで山越えしてもバイパスを走るのでもう信越線から見た景色は見えません。97年なんて、私はとても電車に乗りに行けるお小 遣いはなかったです。 |
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