madeingermany

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...... 2016年08月02日 の日記 ......
■ 大人   [ NO. 2016080201-1 ]

■先に気楽な話を書きます。どちらかと言うと怠惰だった学生高松が、キンちゃんの出生予定が確定的になると俄然勉学他に身を入れ出したら、ルーザー様は目を疑うだろうと思います。

器用で実力はあるのに怠惰な子だったから、子供の相手でもさせようと考えたのに、何を思ったのか一手に引き受けるのだと解釈した高松。空気が読めない訳でも分からずでもないのに何故と思えば、ルーザー様でも赤面したとかしないとか。



■水上勉の飢餓海峡を読みだしました。タイトルだけは昔覚えて、字面の余りの重みに読もうとしなかったのです。学生の頃が何がきっかけで水上勉を読みだしたのか覚えがないのですが、後期のエッセーか何かを教科書かどこかで読んだのが事始めかもしれません。

先生の作品の有名どころや、タイトルが怖くないもの、図書館で分かりやすい場所にあるものは一通り手を伸ばした気がします。なんでこの時期、先生以外にもタイトルが怖そうなものが多いのかと思います。邦画の隆盛もあったのでしょうか。地名がタイトルに使われる事はよくありますが、何にせよ激しいイメージを伴う場合が多い気がします。




■先日からグンマの事を考えています。どこまで自分で考えた事なのか怪しいのですかいくつか。


・もしグンマが、他者と争う方向でキャラを続けていたら、彼自身がもたなかったかもしれません。当初はライバル的な天才科学者キャラだったけど、シンタローのライバルと言えば冒頭はミヤギ、アラシヤマと一定のキャラがいるので、出番が少ないグンマは埋もれそうです。

あえて家庭的なキャラとして打ち出す事で、グンマは息の長いキャラになったと思います。僕はシンちゃんの家族みたいなものだから、全部知っているんだよ的なポジションはグンマにしかできません。



パプワくんが言う様に、グンマがサビの息子でいい様な気がします。世間知らずそうな所とか、淡い雪色の様な美貌とか、似てなくないと思います。グンマって、シンタロー達が思う程子供でもおバカでもないだろうなと思います。あの高松と数十年付き合えるタフさだけ見ても、グンマの器用さは評価が高いと思います。



本当にグンマが子供だったら、高松がどのくらいとんでもない男なのか分からず、小さな反抗を重ねて、高松が面倒を見る事を諦めたかもしれません。

高松って、大人しくしていれば一応普通の成人男性に見えると思うので、厳しくされたミヤギ達が高松を恐れるのは分かるのですが、優しくされたはずのグンマも高松がどういう人か分かっているなら、やはりグンマは子供でもおバカでもないでしょう。

高松がグンマの子供っぽく見える部分、可愛いおバカみたいな面をどう思っていたのかは自分には分かりません。


人間は社会的な動物と言われますが、高松とグンマはお互い大人で社会的な存在だったのでしょう。あの時獅子の子そのもののキンちゃんに高松が向かったのは、一人きりだったキンちゃんと同じくらい高松にも動物的な面があったのだと思うと、なんか安心します。

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