■インテックスへ参加された方、お疲れ様でした。暑かったですが、毎年恒例の台風直撃は避けられた様です。スペースに来て下さった方、ありがとうございます。本がお気に召せば幸いです。
びびりなので。
・帰りの南港ポートタウン線が一時見合わせ (呼称がいつの間にかニュートラムから変更になっていたらしい) ・帰りの京浜東北線が一時見合わせ (山手線の方は動いていてよかった。自分は都内の移動は京ちゃん頼みだ。)
色々些細な事で、大阪でガタガタ震えていました。天候は暑いので全ては気分だけの問題でしょう。どうすれば治るというものではないので、とりあえず群馬に帰りました。
群馬から大阪まで、またその帰路。だいたい康成を読んでいました。康成はどの作品が一番好きと言うのは無く、何となく好みは活動の前半です。歯切れがよく、女性の書き方がトリッキーで好きです。
康成と言えば越後湯沢、伊豆と温泉にゆかりがあります。温泉を語る上でよく康成の名前が出て来ますが、いざその作品を読んでみると、温泉大好きという感じより。温泉場という非日常、また温泉場に住んでいる人には日常である、大波乱の人間模様を題材にしたという感じです。
雪国にしても。駒子が島村を愛している事が村中に知れ渡ったあたりで、幕が下ります。康成は何かに慣れる、馴染むと言う事を、避けるどころか忌避すらする作風ではないかと思います。
■自分が思う高松は、ドクター高松ではないと思いました。キャラ名は南国でもPAPUWAでも、両アニメでもチャン5でもドクター高松なので、最早敬称が名前の一部の様になっていますが。
多分高松は良妻賢母型で。好きな相手とさえ一緒にいられれば、穏やかに暮らせる人だろうと思います。良妻で賢母になれる才がありながら、同時に途方もない恋愛脳なので、本人も何かと居心地の悪い思いをしていそうです。
ものすごい恋愛脳の対象がルーザー様だったと言うだけで、もしもっと普通の人に恋をしていたら、高松は平和だったでしょうか。でもあの高松が恋の相手に選ぶ相手は、恐らく常人ではないでしょう。
常人でない人の、常人な部分を探して尽くすのも好きだし(秘石眼だの普通の眼科医が看ないだろう部分を、普通に診療してそう。秘石眼でも目は目。)。常人でない人の、常人でない部分の補佐に回るのも好きそうです(ルーザー先輩の暗殺稼業を否定する事なく補佐していそう、仕事だけど)。
ルーザー様は公私ともに側に高松がいたら窮屈ではないかと思いますが、全然気にしないと思います。むしろ気にしな過ぎて高松の扱いがぞんざいになって、すねさせそうです。高松は好きな人に尽くすのが好きでも、反応がないと嫌がる方かと。
高松は色々な欲望も強いけど、それを叶える力も強いので、キャラとしてはすごく面白いですが、本人は苦しそうです。欲望を押さえても仕様がないし、叶えてもどうせ周囲の賛意とかはあり得ない訳で。
そういう異様なスーパーマンを指して、人は彼をドクター高松と呼ぶのでしょう。劇中で博士号を持っているらしいキャラは幾人かいますが、ドクターグンマとは誰も呼びません。グンマはああ見えて常識人です。
「そんなんじゃないの」という、高松の女らしさに名があるなら。「高松」でいいと思います。呼んで、呼んだのが好きな人なら、喜んでこちらへ来てくれるでしょう。川端康成の書く女性の様な、あられもないくせに、チャームポイントは清らかさですと語られる矛盾をはらみながら。 |
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