madeingermany

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...... 2016年08月31日 の日記 ......
■ キンちゃんは反抗期   [ NO. 2016083101-1 ]

■田舎育ちなので、おそ松さん達の生活がよく分かりません。都会人は働かなくても遊べるんでしょうか。手紙の回を見ると、初任給をもらって感涙するチョロ松まで見たかったです。

トド松はあつし君は車を持っている一軍だと言っていたと思いますが、成人済の群馬県民の大多数が所持しています。ならば群馬県民が一軍かと言えば多分ノーでしょう。群馬県に住むなら、絶対に運転免許は必要です。むしろ、トド松達は何を自分の身分証としているのか。



運転免許がないなら、求められる身分証はパスポートか医療の保険証が多いと思います。六つ子はパスポートを持っていないと思うので、恐らく松造の医療保険証のみが彼等の身分証になります。

成人済の息子6人分の医療保険料を負担する松造がすごいと言うか、エロDVDをレンタルする時だって、会員になるには身分証が要ります。お父さんの医療保険証を提示しているのか、六つ子は住基カードでも全員作ったのか。



■南国後、キンちゃんとグンマは反抗期を迎えます。原作者の言葉遊びかなと思いますが、キンちゃんには本当に反抗期が来たんだろうなと思います。

それだけ高松とやり合ったのだろうという微笑ましさを感じます。高松に対し、自分がどんな態度に出ても受けれいてくれる安堵がキンちゃんにはあるのだと思います。高松は、キンちゃんには圧迫面接の如き重苦しさがなく、素直に接していたのだと思います。

グンマは、僕は高松がいないとダメという恐ろしい暗示が解けたと言うか。単に高松といえども大きな子供を二人も面倒見るのは難しく、自然とグンマを束縛出来なくなったのかなと思います。




真面目な話、何歳になっても反抗期が来ない人もあるそうです。恥ずかしい話自分がそうです。

なんで反抗期が無かったかと言えば。私には子供の頃から、「自分はタダ飯を食っている」という気持ちがありました。子供に自分の食事代など稼ぎようがないのですが、腹立たしいくらい田舎なので、一昔前は「ウサギの食べる草刈」「薪で風呂を沸かす」などの子供でも出来る家事が多数あり、祖父母や父はその感覚で私を叱りました。

学校で勉強をしたり、家で遊んだりするのは犯罪だくらいに自分はしごかれました。暴力こそなくとも態度や言葉が、いかにも「山奥に住む貧しく意地の悪い百姓家」そのもののでした。今も余り変わりません。




山奥に住もうが、三世代家で暮らそうが、それだけで住人がおかしくなることはありません。問題はどこまでも住人の内面にあると思います。
 
反抗期もなけりゃ思春期もないのが私でした。「お父さんあっち行って」なんてムスメらしい事を言えば、自分は「ならお前が出て行け」とランドセルだけ持たされ、夜中でも田んぼの中に追い出されたでしょう。

お年頃が着る、可愛いブラジャーとかショーツとか買うおこずかいも。そもそもショッピングという娯楽のイメージもなく、バスも電車も近くになく、山岳から家を出るのは通学時のみでした。

二次性徴の頃には、自分がズボラでそういうものに興味がないのかも分からなくなり、ひたすら父権が恐ろしくて、自分がムスメではなく、草木であればよかったと、真剣に悩んでいました。




余りに腹立たしいので、高校の頃に偏差値を60以上に上げて、有名大学に入りました。有名大学でないと金を出さないと怒号を浴びての受験時代でした。

その後。学歴を元手にしてお金を稼ぎ、いい人生を送るんだと気張りましたが、身に着いた貧乏性と泥臭さと卑屈さが取れません。年齢も年齢なので、ラブリーな方面に自分を発散するのはアウトな気がしますが、「キンちゃんっていい反抗期を迎えたなあ」と思うとホッとします。

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