■高松は長らくマジックを恨んでいた事になりますが、刺し違える様な復讐をする彼ではないと見え、マジックの財力と権力にルーザー様の子供を守らせるという、いささか難しい方法を取っています。
シンタローのためにマジックが遊園地を貸し切ったりするのを、高松は「ルーザー様のお子様が喜んでいる」と思っていたのかと思うと。高松はシンタローの将来が気になって、マジックの側を離れる事さえ出来ないだろうと思います。
もともとルーザー様が亡くなる時、高松をよくしてくれる様に兄に言い残した気がするので、そんなに高松が一族やガンマ団から粗末にされる事もなかったと思います。高松自身は、「自分には頭脳と技術しかない」と思ったかもしれませんが、ルーザー様の思いも高松(とグンマに)及んでいただろうと思います。
全てを裏切ってキンちゃんが幸せに育つよう嬰児交換、及びその暴露と高松の悪事は続きますが、マジックとの関係は不思議な事に変わらない気がします。
新生ガンマ団総帥&補佐官として各種行事を仕切るシンタローとキンちゃんを、マジックと高松は満足そうに来賓席で見ているんじゃないかと思います。
■年内くらいに、法師温泉へ行って来ようと思います。お湯も宿も素晴らしいと聞いていますが、何より、明治期に上越線を作ろうと思い立った岡村貢氏が開いた温泉であると先日知りました。
岡村貢氏の功績を尋ねるなら、新潟の石打駅がいいんじゃないかと思いますが少し遠いので、法師温泉へ入浴がてら氏の功績を拝んで来たいです。
■自分は廃墟が好きという訳ではないのですが、群馬の山奥で鉄道、温泉を巡ろうと思うと、「過去の栄華」と呼べそうなものにかなりの頻度で出会います。吾妻の方には鉱山が昔あったそうで、路線を見ているだけでも近代の歴史に出会えます。
以下は廃墟特集で出そうな感じかもしれません。
■廃墟というか廃線だけど、横川〜軽井沢間の信越線。軽井沢には新幹線があるので、過去在来線で群馬へ行けたのだという余韻さえあまりない。群馬側では鉄道村があったりと、意外とフィーバーしている。ちなみに近くには名湯磯部温泉があり、鉄道&温泉という最強コンボ。昔は政治家の別荘とかあったらしい。
■外、スキー人口の減少、少子化、海外旅行が簡単になった事、景気の後退、新幹線開通、高速道路開通等でいくらでも栄枯盛衰があるのですが、枯れただの衰えただの、県民自ら認めたくないので、横川〜軽井沢間への感慨を上げるだけにします。
横川〜軽井沢はJRバスでも移動出来ます。運賃は路線利用とは別計算で数百円かかります。バスの側面に描いてあるツバメの絵にノスタルジアを感じます。
あと。県内には湯檜曽温泉があります。さっぱりした単純温泉で入りやすいです。上越線を通すためのトンネル工事の際、水脈をどうかしたとかで、湯量が減ったらしいですが今もいい温泉が湧いています。
スキーブーム最盛期の名残や、新幹線開通前の賑わいの夢の跡も湯檜曽にはあり、「こんなに寂れてしまった」と言えばそれまでですが、都心の様に栄えていなくても愛情を寄せたい場所には違いありません。 |
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