■ピクシブに、グンマは誰に似ているのかという小説を上げさせてもらっています。グンマと彼の発明品は似ている、マジックがグンマの発明品を愛せば、グンマも本望だろうくらいの安易なエンドになってしまいました。
血のつながりはないのですが、シンタローとキンちゃんはよく似ていると思います。シンタローはリーダー体質、キンちゃんは学者肌という差異はあれど、内面は同じカラーリングに見えます。
シンタローもキンちゃんも、理想主義なんだろうなと思います。熱血漢で、誰かのためにひたむきになる事で燃えるタイプなのでは。意気消沈している自分は嫌い、上昇主義こそ自分、みたいなノリが2人ともある気がします。ナルシシスト。
そのうえ2人とも極度のファザコンです。シンタローは否定しそうですが。彼がPAPUWA初期で「俺はガンマ団総帥」とアイデンティティを噛みしめた時、自分は違和感を感じました。南国のシンタローは、もっと自由だったと思いました。
ですが南国終盤で揺らいだシンタローの自己同一性は、マジックとの愛(ほぼ家族愛)で再生されたんだろうなと思うと、PAPUWAのシンタローの発言に説明がつきます。
キンちゃんも科学者の息子に生まれた自分を、輔弼する高松ごと受け入れたなら、もうファザコン(かつマザコン)である事は避け得ないと思います。キンちゃんにとって、特戦にずっといた方がいいのか、科学畑に来るのがいいのか分かりませんが、ママの様な高松の愛に引き寄せられれば、科学に転ぶのは時間の問題だったでしょう。
あんまり周囲と慣れ合わないグンマは、存在自体貴重だと思うのですがどうでしょう。グンマ本人でないと、彼の気持ちは分からないかもしれません。
■先日京都に行って来ました。相変わらず日本一の観光地でした。単純に移動したり買い物したりするなら、地下鉄が縦横に走る大阪の方が余程楽なのに、あの街の沽券というか、プライドはどんな小道にも溢れ出ていて、惚れます。
いつかお金持ちになって京都に住むのが夢です。そう思わないと、群馬で嫌な事があっても乗り越えられません。実際、京都弁は分からないし、土地も物価も高い京都で、単身老後を過ごすなんて無理に近いですが、そういうキラキラしたものは思うだけで救いになります。
京都と言えばアラシヤマです。
自分は滅多に本にアラシヤマを出しませんが、彼の内面がよく分かる気がします。シンタローに、総帥の息子だから〜と本人の耳に入る場所で言ってしまう彼が好きです。
シンタローに反感を持っている人、本気で殺そうとしている人は、本当はアラシヤマ以外にいると思います。彼のシンタローへの感情が損得勘定でないのがよく分かると言うか、シンタローにアラシヤマが誰より頼っているのが分かるのです。
分かるだけに書けません。どんなにか彼が辛い思いをしているのか、原稿で追体験するのは自分が辛いです。そういう安易なセンチメンタル、自己憐憫を嫌う人もいるでしょう。トットリはアラシヤマと事あれば殺し合いですが、あれはガチに思えます。 |
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