■冬コミは12月、12月はマジックの誕生月なので、去年は寿司についての漫画を一つ描きました。マジック本人は出ないで、「お魚の命をもらう話」的なパラレルにしました。兄からもらった江戸前寿司を夕食にする、ルーザー博士一家(博士、博士の息子、博士の部下の高松)。
PAPUWAの世界でも12月に寿司を食べる話が描きたいと、先日ネームを描いていました。父の誕生祝いに悩むグンマへ、(ドクター高松に相談した)キンちゃんが、寿司を作ろうと提案する感じの話です。
誕生日に手巻き寿司、寿司ケーキって、すごく高松の発想っぽいっていうか。父親との関係で既に傷心のグンマに対し、最愛のママと寿司を作る訓練済のキンちゃんででは、バランスに欠けます。
マジックはもしグンマやキンちゃんが、誕生祝いをしてくれたら喜んでくれるでしょう。でも彼が最も愛するのは過去にも未来にもシンタロー一人です。高松にもキンちゃんにもマジックを変える事は出来ません。
■アニメ南国と言うと、食事のシーンが多かった気がします。孤島暮らしなので食事の準備が最大の仕事になりそうですが、シンタローがパプワ、チャッピーと楽しそうにしている姿がよかったです。
でもシンタロー、本当はコタやマジックと食卓を囲みたかったのではと、大人になって南国を見ると思いました。パプワは大事な友達でも、パプワには大勢の友達がいます。くり子ちゃんもいます。コタを助けられる、コタを助けようと試みる人間は、恐らく世界でシンタロー1人なのだから、あの楽しい島の時間をシンタローが後悔したくないのなら、コタの事を諦めてはならなかったと思います。
助けようと思ったコタにシンタローは殺害され、殺害の経緯も、コタがマジックを殺そうとしたからというあたりで、シンタローはくじけたのでしょうか。この辺の話はコタが非道なのではなく、コタに暗殺者集団のリーダーとしての顔しか見せなかったマジックに、発端があるのではと思います。
コタに見せている冷たい顔がマジック本来のもの、シンタローへの眼差しは、帝王が寵姫を見る時の目かなと思います。
■くどいのですが、ヒカ碁のアニメを見ています。あかり達は中3の夏と言う事で最後の部活動、和谷や越智は新人棋士として頑張っています。
いままで人が驚く様な大躍進をしてきたヒカルなので、こんなに落ち込むのでなければ、小休止してもいいだろうと思います。勉強も仕事も、本当はぶっ続けにしては効果の上がらないものらしいですが、皆疲れや苦痛を何とかしながらやっている訳で、今までのヒカルの速力が尋常でなかったとも言えるのではと思います。
社の成長速度も相当らしいですが、社の場合、父親との対峙があるので、ヒカル程自分の事ばかり考えられないでしょう。ヒカルも自分の事ばかり考えていた訳でなくて、佐為のために使った時間も労力もあったろうと思います。
話が進むと、そういうファンタジー要素がヒカ碁から、どんどん抜けて行きます。佐為の東海道新幹線に乗っている姿が、最後のプレゼントだった気すらします。漫画だとやはり漫画らしく、ギャグっぽい所や、ヒカルの成績がやばい点もキッチリ描かれますがが、アニメだと漫画とテンポが異なるので出しにくそうです。 |
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