■群馬県について書きます。場所も魅力もよく分からない県だと言われて久しいです。自分も大学に行くまで、徳島と富山の場所が分からず、パプワを読み直すまで、鳥取県がどこにあるのか忘れていました。
鳥取・・カニ、三朝温泉、砂丘 徳島・・阿波踊り、鳴門海峡、粗谷渓 富山・・雨晴海岸、鱒寿司、薬売り
いずれもアニメ南国に出てきてもおかしくない魅力があります。しかし群馬にはこれといって特にアピールするものがありません。何故って群馬は長らく、野菜や生糸を東京や横浜に出荷する事だけを考えていて、地元アピールなんて考えていなかったからです。
なら分かりやすい所でグルメはと言いますと。京都の様に漬物、豆腐、菓子とそれぞれ懸命に作っていますが、「田舎」を売り物にする手腕も、隣の長野に後れを取っています。グルメ面の更に困った事に。
■鶏肉・・群馬のグルメと言えば鶏肉で決定でいいと思うが、余り有名でない。鶏肉を使った駅弁で攻勢にでたいが、近年の鉄道は便利過ぎて弁当を買う人が減少気味。
■豚肉・・前橋=美味しい豚というアピールがあるが、前橋市自体、日本で一二を争う地味な県庁所在地
■牛肉・・近年県の偉い人がアピールに取り組んでいるし、生産もしているが、元来関東だから、県民はビーフをあまり食べない。
主菜くらい一点に絞って県をアピールすればいいのではと思いますが、少ない名産なのにアピールの情熱が分散気味の様に感じます。
■グンマについて考えていました。余りに完璧な子だなと思いました。一見、ワーワー泣くし、周りのたくましい男性達にすがったり、頼ったりしていて、弱そうに見えますが多分一番体力も精神力もあるんじゃないかと思います。
逆にキンちゃんの方が、年中ばてたり怒ったりで、余計な力を消耗していそうです。そのたびに高松が来たり、キンちゃんが誰にも知られるはずないと思って高松を頼ったりするのを、グンマは冷めた目で見ているんでしょうか。
グンマは誰も必要としていないのではとすら思いました。高松が熱烈にルーザー様を慕う様なのをイメージすると、グンマは周囲に遥かに淡々としていそうです。そんなの寂しいじゃない、一人は嫌でしょという突っ込みは、高松の様な七面倒くさい男に対してこそするべきで、何事にもスマートなグンマに、凡人は突っ込むべきでないのかもしれません。
南国&PAPUWAのグンマの立ち位置は、まるで水が方円に従った如く自然です。グンマが天才だと言うならその優等ぶりは、アラシヤマには申し訳ないですが、彼の様な「お邪魔」扱いをされない振る舞いにこそ、現れていると思います。アラシヤマ、タンノ、イトウはシンタローに求愛しては八つ裂きにされますが、グンマにおいてそういう失態は生涯無いと思います。
何がグンマをそうさせるのかと言えば、両目の秘石眼だろうと思います。暴走しやすい、とんでもないパワーのある目という事ですが、グンマはコントロールしています。マジックやコタの様に、不用意に人を殺したりしていません。つまり、辛い事や嫌な事に対し、グンマは常人の様に動じないのでしょう。
グンマがコタの目覚めに何か特別に気負う所があるのも、コタも両目秘石眼だからなのかもしれません。歴戦の猛者であり、シンタロー第一のマジックとは気を通じあわせる事が難しくとも、両目秘石眼であるという絶対的な点を、グンマは自負したのかもしれません。
ハレ、サビ、ルーザー様、キンちゃんは片目が秘石眼です。彼等については、普通の人間にプラスアルファがあると考えた方がよさそうです。心身のバランスはちょっとしたことで崩れるし、体内のエネルギーのバランスもよくなさそうです。
グンマの両目のエネルギーは、まるで口を利かない永久運動装置の様に、グンマのなかで循環しているのではと思いました。グンマに、外部からの熱量や動作などはいらないのかもしれません。 |
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