■グンマについて考えていました。グンマと言えばシンタローの従兄弟です。正確にはシンタローの育ての親と、グンマの実父がマジックで同一、グンマがわずかにシンタローより早く生まれているので、グンマが兄、シンタローが弟でいいのかなと思います。
シンタローは皆から激しく愛されているキャラですが、グンマについても例外ではなく、グンマはシンちゃんシンちゃんとよく慕っています。
でもグンマは、例えばアラシヤマの様な極端な思慕の仕方はしません。アラシヤマなんて、何故あそこまでシンタローに公式で嫌がられるまでなのか理解に苦しむくらい、滅茶苦茶に感情的です。アラシヤマの性格的な問題なのでしょうが、グンマなら絶対に「邪魔にされる」様な慕い方はしないでしょう。
恥をかいたり、失敗したり、悩んだりしてもシンタローへの思いを捨てないアラシヤマがいいなと思います。あそこまで自分の思いに素直なら、アラシヤマは思い残しもないでしょう。
ルーザー様はマジックに疎まれても献身をしたがり、高松はルーザー様に置いてきぼりを食らっても慕い続け、キンちゃんは高松が隠居しても、彼の事を忘れなかった様です。グンマにまで、そういう見苦しい悪あがきをしろとも、見っともない上に、好きな人に嫌われれかねない選択をしろとは言えません。
グンマの場合、執着しているのはコタと言えそうですが、始まりの終わりの島でコタが暴走しかけた時、目をそらせていました。グンマの中のコタと、実際のコタは別人だった様です。
・・・グンマはPAPUWAで、馬鹿息子全開・シンタロー&キンタローに実務は任せっぱなし・コタ捜索はなぜかアラシヤマに委ねられた、なんてことなく、たった一言「僕がコタローちゃんを連れ帰る」と言ってくれればよかったと思いました。
■群馬は何もないと言われて久しいですが、これはすごいというものが二つあります。自分目線なので他にもたくさんあると思いますが、挙げてみます。
・・・群馬だって、東海道新幹線やリニアに負けないくらいの交通の要衝でした。今は高速道路の利用が普通過ぎて鉄道と言うレトロ感さえありますが、乗ると先人の思いが残っているのが分かります。
■碓氷峠のアプト式
今は使用されていないが、長野と群馬の間の碓氷峠を鉄道で越える際、アプト式と言う珍しい方法が取られていた。勾配のきつい所を走るために、車両とレールを特別な歯車でかみ合わせて走る。
スピードが出ないし、維持も歯車の摩耗がすごいらしく大変だったそう。現在長野と群馬を移動するなら、バスか新幹線になる。しかしかつて、東海道本線、中央本線にならんて、日本の東西を結ぶ要衝であった場所には相違なく、横川あたりの険しい妙義山の景色とあいまって、昔日の賑わいと苦労がしのばれる。
■清水トンネル
群馬と新潟の間にある、長い鉄道用トンネル。いまでこそ上越新幹線や、高速道路の開通で便利になったが、このトンネルがあって初めて、関東と越後が鉄道でつながった。急峻な谷川岳の下を通るトンネルで、出水事故、落盤等あったが戦前に開通。
現在は在来の上下線と、新幹線用の新しいトンネルの三つがある。いずれもかつては東京から鉄道で新潟に行くには、長野へ迂回、又は福島を回るしかなかったが、直線で100キロしないで移動できるようになった。 |
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