■妄想で、ルーザー様が生きていたとして、順当に生まれたキンちゃんと、彼を育てる高松の姿を好んでいます。ルーザー様なので、リビングで新聞を読んでいるだけでいいと思っていましたが、気がついたら幼児返りしていました。
高松は日本人なので、自分がこの子を育てるとなったら夢中だろうと思います。ルーザー様は育児のプロ集団を雇い、高松には彼等の監督をさせるくらいの気持ちだったとしても、高松は、私がお世話させて頂くのが一番安全と言わんばかりでしょう。
ルーザー様とすれば、青の一族の男の子を管理出来るのは、同じ秘石眼を持つ男のみだと思っていたけど、何故か息子は体重も増えるし、予防接種など平気で受けて来るので実に不可解。
よく考えると、ルーザー様はマジックに育てられたと自分では思っていても年齢的に無理な話で、彼は父兄弟へ幻想を多分に持って育ったのでは思う。実は彼は、弟らしくマジックに甘えた事も、弟達と喧嘩した事も少なかった様に思う。
高松に泣いたり怒ったりしても、別に嫌がられずにのびのびしている息子に対してわく感情がよく分からないルーザー様だったとか。
■デスノを完読しました。最後の月、ニアの対決で、何故月が負けたのか、何度も読み返してやっと分かりました。以下、整理がてら書いてみます。細部間違っているかもしれません。
メロが好きです。Lが亡くなったと知った時の仰天の顔が、彼の純朴さ(ニア曰く冷静さに欠く)の表れなのだろうなと思いました。
・魅上がノートに倉庫内の人達の名前を全て書いた事で、月が40秒経つ前に月が勝利宣言した事。
・魅上がこれ見よがしに持ち歩いていたノートは偽物であり、清美が本物の一部に書いていた。本物のノートは貸金庫にあり、清美が誘拐された事に動じた魅上が取り出し、隙を見てジェバンニが複製・すり替えをし、倉庫に魅上が持ってきたのは複製のノートだった。
・高田・魅上の連携は綿密であり、証拠もない上に自白も望めない彼等を揺さぶる事は、ニアには出来なかった。L程果敢なタイプでないニアには、出来ない選択だった。また犯罪者を裁く立場であるニアなので、手を汚す訳にいかない。
(ミサや模木もニアに軟禁された事があるけど、ミサはLによる第二のキラである推定があり、模木は巨漢の警察だからよかったのかなと思う。高田・魅上は一応一般人。)
・メロが犯罪だと分かった上で、高田か魅上を揺さぶらないと、高田・魅上の連携は崩れない。ノート本体を持つのは魅上だけど、泳がされているに過ぎない清美の方が狙いやすかったのではと思う。死神の目を持つ魅上を倉庫に呼び出し、倉庫内全員の人達の名前を書かせて殺すのが月の策なので、いずれ高田は始末される立場だった。
・それにしても。メロはリドナー、ミサ、高田に対し異性としての配慮が何となくあるけど、月は実に酷い。ミサ、高田に愛や結婚を匂わせて犯罪をさせ、順次殺す気だった。
レムはヨツバの人達より月がましだと言ってたが。月はミサに対して、同じくらい酷かったと思う。レムは自分が生きている限りミサを守る気だったから、一時は月の側についたけど、彼女は砂になってしまった。
月は。リュークに名前を書かれてから、高田を自分で殺した事を忘れ、ミサがホテルにいるのを忘れ、全く錯乱していた。ニア曰く、クレイジーな殺人者に他ならない姿だけど、デスノートや死神に怯えなかった事、周囲の人間を死んだ方がいいとハッキリ思える事など、ほころびが見えなかっただけで全話通してクレイジーだったと思う。 |
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