madeingermany

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...... 2016年10月28日 の日記 ......
■ グンマの日   [ NO. 2016102801-1 ]

■人を変える事は出来ない、変われるのは自分だけと言われますが。要はコタはその原則を受け入れたという事かもしれません。「マジックはシンタローが一番大切」「兄二人は無論大事な人だが(以下略)」という点を、コタは変えられません。

コタは自由に振る舞えるパプワ島で過ごした事で、今まで鬱積していた周囲への怒りを、忘れる事は出来なくとも。怒りより価値のあるものに気がつけたのかなと思います。マジックやシンタロー、グンマをコタが変える事は出来ないけれど、彼等にどう接するかは自分で決められる部分がある、という事でしょうか。

相手へのシンパシーが強いと出来ない選択だろうと思います。コタの場合、周囲の大人達へ怒りや不満はあれど、親しみが左程なかったから幸いだったのだと思います。(世界で一番好きだった)父親と距離を置くとか、シンタローには出来ないだろうなと思います。



■蘆花の不如帰を読んでいます。仕事の合間に読むのであまり進みません。可憐な若妻に当時の女性読者は感情移入し、彼女の幸せを願いながら、どこかに「人の不幸」という楽しみも感じつつ、読んだのかもしれません。

文体はやや読みにくいですが、かっちりした鴎外のものとも違い、取り残される感じはありません。鴎外の場合、初期中期のものは何とか読めても、阿倍一族と渋江抽斎にはお手上げでした。鴎外で読みやすかったのは雁でした。



■今日は日本で唯一の「群馬県民の日」でした。大体の学校は休みになり、県内では各種イベントが開かれる日です。普段、高い山・深い谷で寸断されている群馬県の各市町村民が、一年でたった一日だけ「グンマ」を意識する日じゃないかなと思います。

お子さんのいる家庭は、すごい率で東京ディズニーランドに行くだろうと思います。平日にディズニーなんてラッキー、という群馬県民の夢は、あえなく「近隣の県も県民の日で休み」「東京近郊は大体平日でも混んでいる」という事実で砕かれますが、ともあれグンマの休日です。



なんで都内って、何もなくてもバスや電車がひっきりなしに来るんでしょう。東海道新幹線が5分に一本くらいで来る感覚は、群馬県民には永遠に実感の沸かない事です。

新幹線と言うと走行音や振動がすごいので、最近延伸された東北新幹線のあたりはトンネルが多かったり、防音壁で囲われていたりします。新橋や品川あたりも、よく走っているなと思うくらいの本数と建物の密度です。

安全や速度の面で、壁やトンネルは必要な事なのですが、新潟〜群馬あたりの新幹線は本数も少なく、「うるさい」ものというより「郷土の誇り」である意識が強めなせいか、本来恐ろしい轟音と空気圧を生む狂気でもあるのに、いたってのどかに走っている様に見えます。

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