■キンちゃんは隠し事という事が出来るのか、と考えていました。表情が固めだから、麻雀他賭け事で手を読まれる事は少ないとしても、基本嘘が下手な気がします。
隠し事というと高松ですが。高松はグンマが物心つくまで到底自分は生きていまい、両目秘石眼の少年と一緒に過ごすなんて即死確実じゃないかという諦念あっての「嘘」だったのかなと思います。
グンマだって幼いコタの様に、周囲の人を意図せずに殺傷する事が出来たはずです。高松も相応の覚悟があったと思うので、43歳まで秘密を抱えてしまったのは全くの想定外だったでしょう。
秘密と言うと
マジック→ジャンを殺したのはサビでなくルーザー ルーザー様→同上 ハレ→同上
サビ→グンマとシンタロー(キンちゃん)のすり替え ジャン→自分が赤の秘石の番人であり、青の一族へのスパイである事
嘘をつくという事に、真っ先に音を上げたのがルーザー様であるという点に彼らしさを感じます。嫌な事があると荒れるとか、自制心を疑う面もありますが、よく言えば息子のキンちゃんの様に、「正直」とも言えるのかもしれません。
■「今の日本は平和だ」、と中学生の書いた作文を目にする事がありました。作文の主旨は、悲惨な過去を語り継ぎ、平和な今を大事にしようというものだったと思います。
今の日本が平和と言えるのか、と自分は天邪鬼な事を考えました。日本中にある最新鋭の軍備、防衛を仕事にしている方達の存在、周辺との外交・領土問題と毎日の新聞でもキナ臭い事が沢山載っています。WW1,WW2はおろか、明治維新頃から日本が抱えている問題が五万とあります。
そういう諸問題が国土、国民の日常にまで及ばない様に頑張っている人がいる、だから中学生が「今の日本は平和そのもの」と思えるのだから、自分は随分余計な事を考えたものだと思いました。
今の市町村役場が、普通の家のお父さん、お兄さんに赤紙を発行する事はありません。それだけでもすごく大事な事に思えます。
■自分は、多分すごく単純な事しか分からない人間なのだろうと思います。世界の近現代史について述べよとかなら出来るかもしれませんが、人として普通に出来る事が出来ないんだなとよく思います。
出来ない事が一個や二個でなく、ましてや今日昨日でもなく。四六時中、365日「出来ない」事から逃げられません。例えば「考えすぎない」「気にしない」等が自分はダメです。小さなことを延々考えて、病気みたいな気分になっていく事が多いです。
流石に長年病んでいるので、いくつかの対処法は編み出しました。「これは気に病みそう」とあらかじめ思えるものに、近寄らない事です。又は、「これは義務」と思えれば、病むほど気にはしないので何とかなります。
婚活も恋愛も止めました。二次元への妄想は、一見不毛で愚かな行為に思えるでしょうが、恐らく止めるか強制的に停止したら自分は起床すら出来ないだろうなと思います。新選組への憧れとか、外、中2満載な、妄想を抱えて、初めて中学へ登校出来た日々が昨日の事とは思えません。
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