■「テツぼん」を読んでいます。鉄オタの政治家が、鉄への愛をフル稼働して活躍する話です。趣味が仕事になった男の話ですが、「趣味を仕事にしたらイヤになった」と愚痴らないあたり、骨の髄まで鉄オタなのでしょう。素晴らしいです。
オタク、もしくは劇中でイケメンとされにくい方の男性がヒーローの漫画と言えば。
・オタク知識が、可愛いヒロインの窮地を救い、相思相愛に ・オタクでもオタクでなくても、貴方には貴方のいい所があると言ってくれるヒロイン、幼馴染、クラスメイトの美少女の存在 ・オタクで正社員と言うスケールではなく、オタクかつ、国家を左右する様なスーパーマンのサクセスストーリーの作品
こうなってくると、たまたまヒーローがオタクだったというだけで、結構王道の作品になるのかもしれません。思いつくのはナディアのジャンです。
■アドラーについての本をいくつか読んでいます。教養的な感じで読もうと思っていましたが、意外と、それぞれの本でアドラーについて整理・強調の仕方が異なっているのに気が付きました。
アドラー決定版なら、くだんの「嫌われる勇気」で大体大丈夫らしいです。簡易なアドラー本も多数出ているので、あとは好みなのかなと思います。アドラーと言うと。
・トラウマはない ・未来に向かう勇気が大切 ・怠慢、誤ったライフスタイルは直すべき ・第一子、第二子、末っ子のなりやすい性格ガイド。この辺は読んでて占いの様だと思った。
・三つのキーワード。社会と仕事と、愛と結婚。健やかに子供時代を過ごし、社会に役立つ仕事に就き、お互いを尊重し合える結婚相手を探す事がいいらしい。
ただし、「今すぐ結婚しろと言っている訳でない」と、アドラー直々の演説の和訳にあったので、一安心。自分の子供時代を変える事は出来ないし、「仕事」で十分ヘトヘトだったりする。愛と結婚がないと、不完全な人間であるとまではアドラーは言っていないらしい。よかった。
アドラーの主義は「人は人それぞれ」みたいな所があって。誤ったライフスタイルでなければ、割とあれこれ寛容な様です。フロイトよりはるかに楽天的、人間を信じてやまないのがアドラーなんだなと思います。
自分も、自身を「過去の産物」と思うとイヤな気持ちになります。自分の大学のモットーは「未来を信じ 未来に生きる」でした。歴史学がしたかった自分は当時、そのモットーを素通りしてましたが、今でもって忘れないモットーなんだなと思います。
それじゃあ、積もり積もった過去はどうすんのさという話になります。人も国家も、怨恨、遺恨にあふれています。願わくば、過去の云々を持ち出して自分の利益につなげようと画策するより、それら過去はコヤシにでもして、新しい旅路なんてどうかなと思います。国家レベルでは難しいでしょうが、個人レベルなら出来そうな気がします。 |
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