■高松は自分が甘やかされているとは、きっと思っていないと思います。彼はきつい仕事に耐え、きわどい研究で暗殺者集団に奉仕しているのだから、立派にブラック企業の社畜であると言っていいでしょう。
でもマジック他青の一族の高松への接し方を見ていると、サービスに準じたくらいの甘さがある様な気がしないでもないです。同期という流れがあるハレは自然かもしれませんが、実子を酷い目に遭わせられたマジックまでどうしたのか。
マジックの目には、シンタローしかないのでしょう。高松が嬰児交換を完遂し、マジックにシンタローを預けなかったら、今日のマジックとシンタローはありません。マジックは口には出さないけれど、高松を徹底的に罰する気にはならないだろうと思います。
罰と言う事を考えるなら。島でルーザー様が高松に重傷を負わせているので、「僕が高松にお仕置きしますから、兄さんは彼を怒らないで下さい」という事だったのかなと思います。昔も若い高松がヘマをしたり、不慣れだったりした時は、ルーザー様が責任を負ったのかもしれません。高松はルーザー様を慕うのは、そんな応酬があったかもしれないからかなと思います。
■愚痴の多い人間です。こうしたいのに出来ない、ああもしたかったのに、これこれという理由で出来なかった、と結構な回数愚痴っています。愚痴に付き合ってくれた方に、申し訳なく思っています。
要は。金と時間と体力があれば、大概の事はどうにかなるのだと腹をくくる事なのかなと思います。家でああでもない、こうでもないと考えていると鬱積の一方ですが、ひとたび新幹線に乗れば、降りる駅は100キロ以上先です。ああもこうもありません。
自分は県内の大学に進みませんでした。
やりたい学科がないのが一番の理由でしたが、ひとえに車社会の群馬では、大学生といえども車ありきです。朝方の群馬大学の前は、車で渋滞しています。ほとんど学生の自家用車でしょう。
切符を買って時間通り乗れば、自分をどこでも行きたい所へ連れて行ってくれる、それが公共交通機関です。便があるなら、家族に「連れて行って」と懇願する必要はありません。海水浴その他での、群馬から新潟までの超長距離ドライブも不要です。
海でも山でも、好きな時好きな場所へ電車は連れて行ってくれます。父親の運転する、超長距離ドライブに、もう二度と乗らなくていいのだと思ったら、泣けて来るほど嬉しかったです。 |
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