■朝起きたら、目が猛烈に痛かったです。乾燥、使い過ぎ等だと思いますが、折角温泉に疲れ目による二重を直しに行ったのだから、安静にします。
■春コミの原稿を始めました。推敲したつもりなんですが、高松に甘い本になると思います。
■子供の頃そんなに遊んだ覚えはないのですが、PAPUWAでハレが言っていた、愚痴っぽい大人に自分はなりつつあります。南国終盤のシンタローの滂沱も印象的ですが、あちらは「幸せな子供」だったシンタローの姿が浮かんで、格上の悩みの様に感じます。
図書館に行くと、勉強中の学生に出会います。自分もよく図書館を利用していました。若い頃ずっと「就活や受験勉強が終わったら、自分の給料で、朝から晩までアニメや漫画に浸る暮らしをするんだ」と心に決めていましたが、実際そんな身分になると、リアルが忙しい周囲の同世代が気になるもんだと気が付きました。
■氷菓を見終えました。自分が高校生だったのは20年前です。キャラ達に感情移入できるかどうか不安でしたが、面白かったです。
奉太郎が推理で自信満々になるとか。里志が摩耶花をあれ以上傷つけたとか。そういうのがあったら、エッと思ったと思いますが、皆いい子でした。
えるについては。
■えるはかぐや姫みたいなものだったのだと思う。
■えるの本当の住まいは、豪農千反田家の敷地内であって、学校で楽しそう?にしていた姿は、仮の姿だったのだと思う。
普通、あんなに周囲が気になるだろうか。気になったとしても、よく知らない先輩に「アンタ、チョコレート泥棒したでしょ」的な気になり方にはならないと思う。
なんでえるがあんなに「気になる」かと言えば。彼女が世間から隔離されたに等しいお嬢様だからかも。彼女が気になるのは「庶民の振る舞い」なのだろうと思う。オヒメサマには、いやしい人々の事は分からない、分からないから気になるのか。
■そんないやしい人の代表が、奉太郎だったのかもしれない。司馬遼太郎の小説でも、生まれる前から輿入れ先が決まっている様なお姫様が、身分の低い男とこっそり結ばれる話があった様に思う。時代物なので、いやしい男はお姫様のために死闘を繰り広げるとかどうとか。
奉太郎とえるが結ばれるなら、奉太郎の方が相当に努力しないとならない。省エネの生き方ではなくなる。奉太郎がそれでいいと言うなら祝福したいけど、生き雛の時、「ここに来るべきではなかった」と彼は言っている。
大学で学ぶ学科も、将来の仕事も、えるには用意されている。えるは邁進するだろうけど、奉太郎はどうするのか。えるが奉太郎に告白する展開になるらしいが、自分にはよく分からない。まったく別の生き方を掲げるえると奉太郎の、恋人同士としてのドラマが始まるのだろうか。
なんにせよ、いやしい人間にえるの心は分からないと思う。摩耶花のチョコにえるがムキになったのは、自分の奉太郎への感情をかぶせたからだろうと思う。自分は奉太郎にチョコもあげなかったのに。
えるは選びようがないにせよ、家>奉太郎である。奉太郎が省エネ主義を放棄するのか、えるがいつかいやしい身分に転落するのか、自分には分からない。・・・えるは「尊敬できる姉か、可愛い弟が欲しかった」と言う。「兄がいれば、アタシが後継ぎにはならなかった」と思わないあたり、やっぱり家>奉太郎だろう。 |
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