madeingermany

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...... 2017年01月30日 の日記 ......
■ おじさん   [ NO. 2017013001-1 ]

■シンタローには生涯分からないと思うけれど。アラシヤマの「声をかけてもらった、友達になろうと言ってもらえた」記憶の持つ熱情は限りないと思います。ちょっと声をかけられたくらいで有頂天になるアラシヤマを、シンタローに理解しろとは言えません。大事にしてあげてとも、気持ちを認めてやれとも言いません。


■日誌を書いている割に矛盾しますが、SNSをしていると幸せを感じにくくなるとどこかで聞きました。人と自分を比べてしまう機会が増えるかららしいです。分かる気がします。




■先日から、氷菓の話です。図書館に文庫が置いてあったので、近日読んでみようと思います。以下は、気持ちの整理のために書きます。


・関谷純はえるの伯父だが、伯父と言うからには、父か母の兄になる。関谷の姓が千反田でないので、母方の伯父と思われる。

ここで疑問なのが。

陥れられたとしても、学生運動で退学にまでなった青年が、神山市の名家・千反田家の一員なのかという点である。関谷純が名家の青年であるなら、学生運動とやらで面倒な目に遭わされるものだろうか。名家の人間とは、入須先輩や、十文字の様に、威風堂々としたものではないのか。


関谷純が周囲に追い詰められて退学になったとしても、事前に「名家」の千反田家は動かないのか。関谷の名前が示す様に、関谷がえるの母の兄であるなら、仕方ないかもしれないが、そんな不名誉な親族がいる女性を、えるの父は妻にしたのか。


名家の男が、妻にする女性の身内に注文を出す事は十分考えられる。名家だ豪農だと言っても、結婚相手くらい自分で探すだろうと言うかもしれないが、えるのあの異性への態度を思うと、名家なりの異性との付き合い方があると思われる。




幼少のえるが関谷と親しかった事を思うと、関谷はえるの父の弟かもしれない。不名誉な退学をした弟をえるの父は無視し、家で飼い殺しにしたのかもしれない。金だけはあったから、関谷は海外に行って、そのまま失踪したのかもしれない。

関谷は自分を一族から切り捨てた兄や、可愛がったとしても兄の娘のえるとは二度と会わないと思う。えるは一人娘で、家の後継ぎと言う大変な身の上だが、弟が欲しいとは言っても、「兄が欲しい」とは言わなかった。関谷への思い入れ故なのかもしれない。




えるは「妹が欲しい」とも言わなかった。「可愛い女の子」はアタシ一人で十分と言う自覚だろう。えるに妹がいたら、生き雛は妹もつとめるかもしれないし、妹が婿をもらって家を継ぐ可能性も出てくる。

えるが古典部に入って部長になったのも、「将来家を継いで、切り盛りする練習」だったらしいので、えるは家>自分>奉太郎だろうと思う。悪い事ではないと思う。ただ、えるに好かれたらしい奉太郎は、えるの彼氏でも恋人でもなく、千反田家の下僕になる道しかないだろうと思うが。

千反田家に関わり、何か不始末があれば、関谷の様に奉太郎も失踪せざるを得なくなるかもしれない。

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