 ■前橋駅に行きましたら、北海道新幹線開通一周年祝いの、ツアーのパンフレットがありました。まだ函館北斗までしか行けないので、函館周辺の観光地がメインの様です。
登別、湯の川なんて、聞いただけでときめく温泉地です。確か数年前函館に行った時、湯の川に泊まりました。土方歳三も利用したと言う赤湯に興奮して、夜の上に雨天でお湯の色がよく見えないのに、すごく嬉しかったのを覚えています。
■前橋でコンサートがあったので、行って来ました。春コミの原稿はどうしたのだと思いましたが、コンサートに申し込んだ時は、冬コミ入稿後でして、気持ちに余裕がありました。
申し込んだ時も、春コミ前の自分を想像しないでもなかったのですが、カルメンと椿姫を無料で見られるとなれば、やはり行くしかないと思いました。公営のコンサートだったお蔭で無料です。普通に見れば7,000円くらいする舞台だったと思います。
椿姫は有名で、自分はガラスの仮面で知りました。取り得がないというマヤが、マルグリットに化けると、まるで別人の様に生き生きしてくるのが面白く、よく覚えています。手元にコミックスがないのですが、確かマヤが真似たマルグリットは、「わたしは好意を持った人にイタズラをしてしまう」とか言っていました。
自分は何故か、小説の椿姫でも、舞台でも、マルグリットないしビオレッタがそのようなセリフを言う場面に巡り合っていません。舞台では小説とセリフが完全に一致することは少ないでしょうし、舞台と舞台でも、それぞれ違う部分があるのかもしれません。
マヤの不思議な所は。若草物語や椿姫と言う、超有名作を演じる彼女、実は文学少女という訳ではありません。テレビドラマや映画、舞台が大好きと言う、普通の少女です。映画やドラマは現代を扱っていても、舞台と言うと、時代がかったものも多いでしょう。
マルグリットとアルマンの恋が悲劇なのは、マルグリットがカタギの女性ではないからです。かたやアルマンは恐らく普通の貴族です。貴族は交際するのも結婚するのも、当然(公式には)貴族です。アルマンがカタギでない女性に入れ込んでいれば、アルマンの妹の縁談も危うくなります。
マヤは、こういうややこしい時代的なものを知っているのか。彼女の場合、家が裕福でなく苦労した経験、父親のいない不自由さ、冒頭からして杉子から差別されているので、「しいたげらた」演技は演技でないのかもしれません。 |
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