madeingermany

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...... 2017年02月27日 の日記 ......
■ コタロー   [ NO. 2017022701-1 ]

■あしながおじさんを読んでいます。ジュディがロックウィロー農園で、素敵な夏休暇を送っています。ジャービスが所有していた農園なのだから、ジュディはあしながおじさん=ジャービスと何故思わないのでしょう。

ペンデルトン一族をいけ好かないと彼女は思うから、優しいあしながおじさんが一族の男だとは、夢思わないのでしょう。あしながおじさんの最たる特徴は富裕である事です。劇中の代表的な富裕層はペンデルトン一族なので、気が付きそうなものですが。

ジャービスの財産は相続等のものなのか、自分で築いたものなのか。両方だと思いますが、堅苦しい時代にあって、ジュディに出会うまで未婚であった彼は、確かに変わり者と呼ばれても仕方ないかもしれません。



ルーザー様がジャービスで、高松がジュディだったら。当初の計画通り、高松は芥川賞を取り、中堅作家になるまで、彼にしごかれると思います。

しごかれながら、特に何もしないジュリア(サービス)の方が彼から溺愛されるのを見続ける高松。中堅作家になったら彼から逃げ出そうと思っている頃にキンちゃんが生まれ、ウヤムヤなまま、彼の側に留まっていそうです。



■春コミの原稿と、ラリー用のペーパーの準備が出来ました。あと数日間、誤字脱字の確認や、何らかのミス等がない様確認したら、印刷所に送ろうと思います。既刊16種と同じように、高松受けの高松に甘い高松本です。もし会場でお手に取って頂ければ幸いです。




■コタローについて考えていました。コタローの突然の目覚めと、島へモーターボートで行ってしまった事がPAPUWAの発端です。

こう書くとPAPUWAって、コタの話なんだなと思います。しかし、私は詳しくないですが、雑誌としては「南国の続編、再度のヒット間違いなし」という使命を帯びた作品だったろうと思います。愛された南国、その続編となれば、雑誌にすれば、万馬券でならねばならかったと思われます。




PAPUWAは「幼いコタローを心配して、家族であるマジック、グンマが率先的に捜索する」ではなく。「コタローと言う、南国であれこれ描き足りなかった少年を再度物語に出し、同時に南国の人気キャラであるアラシヤマ達刺客や、南国の主人公であるパプワ、チャッピー達も活躍するギャグコメディ」である方が、万馬券たり得そうです。

「コタローは青の一族、マジックの息子、グンマの弟」と思うから、家族らしい初動対応さえしないマジック・グンマに疑問を抱いてしまいますが。「コタローの存在はPAPUWAという作品の発火装置である」と思うと、疑問は氷解しそうです。

南国からの人気キャラであるアラシヤマをまず、間違いのない所でトップバッターで動かし、話が膨らんだあたりで、南国の実質的主人公であったシンタローを出し、マジック、グンマと言うコタの家族も出し、大団円。




というのが、PAPUWAの万馬券たり得る姿だったのかもしれません。コタローという青の一族の少年に思い入れをしてしまうと、コタの周囲の大人達の鈍さに腹が立たなくないですが、PAPUWAでマジック・グンマが初動対応していたら、4巻も続かなかったでしょう。

PAPUWAは、南国で十分語られなかった事を補完する意味で重要な作品です。ただし補完以前に、この作品には雑誌的な使命を全うする責任があったのだと思えば、自分の抱える歯がゆさは、原稿にぶつけるのがいいのだと思います。

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