madeingermany

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...... 2017年03月02日 の日記 ......
■ 法   [ NO. 2017030201-1 ]

■ウマ子ちゃんっていい子だと思います。腕力があっても他人を傷つける意図で振るった事は、少ないように思います。リキッド、アラシヤマへの恋心も素直でいいし、兄のコージとの関係も純粋で好感が持てます。

PAPUWAって、アラシヤマを爆上げする物語でもあったなと思います。劇中ずっと、女の子扱いされにくく、下手すれば人権蹂躙されているとも見られなくなかった彼女が、アラシヤマにときめく場面は圧巻です。

彼女がガンマ団である兄やアラシヤマと近づくのに、真面目なハジメは反応していました。ハジメちゃんも、彼女を「女だけと隊士である」と思っていた訳で、彼女を女の子扱いせず、無意味に邪険にしていたのは、意外と少数のキャラだったのではと思いました。

キンちゃんもウマ子に眼魔砲を撃っていますが。彼女は今までキンちゃんが目にしてきた女性とタイプが異なるので、彼女が「女の子」である事に彼は気が付かなかったのではと思います。自分やシンタローより、恰幅のいい女子に出会った事がないと思います。




■小学校の頃から、社会科が好きでした。大学受験でも、世界史だけは満点を取る勢いで勉強していました。今思うと、好きな分野だったのだなと思います。

冷静になりたい時は、チェスと水泳だと、セーラーマーキュリーの父は彼女に教えたそうです。自分はチェスも水泳も出来ませんが、社会科は実に落ち着く学科だったと思います。自身も含めて対象を「個」で考えると、頭がパンクしそうです。個じゃない、全ては総体の一部なのだと思うとまだ心が乱れません。



「日本の女性は生産性が低い」という、テーゼについて昨日から考えていました。生産性と言えばGDPなので、昔社会の授業で習った事を思い出していました。

思い出しただけで正確かどうか分かりませんが。やはり、換金出来ない事象まで、GDPに入るはずありません。「女は生涯男に尽くし、企業戦士に家庭と言う癒しを与えるべし」というファンタジーが日本にあるのなら、当然、ファンタジーまでGDPに計上されるはずないでしょう。

ジェンダーと言うファンタジーが信仰を集めていて、日本国のジェンダーに沿って動いた女性に対し、あたかも怠惰であるように言うのは、どこの誰なのでしょうか。




■日本って、ペリー提督が浦賀に来た時から、余り変わっていないなと思いました。手塚治虫の陽だまりの樹を読んだことがありますが、どこまで手塚の創作なのか、よく分からなかったです。でも、おせきの描写とか読むと、現実だろうが創作だろうが、読み進めるのが辛かったです。

英仏の市民革命は、「ブルジョア」の成長が旧体制を倒したとか聞きますが、日本の場合、どんな豪商でも、武士階級を倒そうとはしなかった様な気がします。逆に、武士がいてもいなくても、立派に商売をしていた様な気がします。



大学で受けた講義で、内容をいくつか覚えているのも、こんな社会学が多かったと思います。自分は文学部でしたが、やりたかったのは人文ではなく、社会科学だったのだなと入学してから思いました。自分の生きている世界を、私怨他で解釈しても仕方ないから、少しでも冷静になるために、大学に入った様な気がします。

とてもではありませんが、答えのない人文の世界に入る勇気はありませんでした。

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