madeingermany

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...... 2017年03月31日 の日記 ......
■ マズローとシンタロー   [ NO. 2017033101-1 ]

■青の一族的に順当にキンちゃんが生まれた場合。ルーザー様は「僕の息子は兄さんの子供の遊び相手」くらいにしか思っていなかったとしても、高松は許さなそうです。俄然、学術関係の知り合い、主にルーザー様と自分の交際範囲には、内祝いを配っていそうです。

高松は「自分は使用人。あくまでルーザー様の代弁」という顔で内祝いを配っているのだろうなと思います。自分には余所余所しい時の方が多いのに、キンちゃんには恥も外聞も忘れて奔走する高松に、ルーザー様が呆気に取られたとか取られなかったとか。

「僕はそこまで頼んでいない」と、ルーザー様が高松に言うのかどうか分かりませんが、キンちゃんの写真入りの年賀状を何枚刷るかルーザー様に相談する時期まで、高松は止らなそうです。ルーザーさんちの年賀状に、高松の名前と顔写真が入っているかどうかは分かりません。多分、色々で入れないだろうなと思います。


■以下は偏見と妄想です。

昔学校で「自己実現」とか習いましたが、今も授業で取り上げるのでしょうか。幾原監督が何回か口にされていて、ウテナでは「自己実現に絶望したものが世界の果てである」と言っていたと思います。

その後の、ピングドラムのテーマの一つが「生存戦略」、ユリ熊ではあからさまに人がクマに食べられています。夢とか愛とかより、最早生きる事さえ困難になった様です。

何が言いたいかと言いますと、夢を見るのもタダじゃないという事です。




・アラシヤマのシンタローへ態度は、なんらおかしいものではないと思う。シンタローのアラシヤマへの態度も、おかしくはないと思う。身近に根暗で言葉がきつく、その上発火してくる子がいれば、シンタローやトットリの様な態度に出るのかもしれない。


繰り返すが、アラシヤマの態度はおかしくないと思う。仮にも全寮制の学校に通う子とすると、著しく協調性が足らないので、アラシヤマに残念な結果になっているが、自分にアラシヤマを責める事は出来ない。


アラシヤマの根本の性格等にまでは詳しくないけれど、確かに、シンタローの様な自己実現全開の男が近くにいれば、何か否定的な感情が生まれるだろうと思う。



・シンタローが悪いとかはないのだけれど、シンタローはマズローの欲求5段階説で言えば、自己実現の途中であろうかと思う。愛してくれる父親がいて、安心安全に暮らし、シンタローに残る欲求と言えば自己実現くらいだろうと思う。更にPAPUWAではガンマ団総帥として、「自己超越(何か崇高な気持ちの事らしい)」の真っ最中。

ガンマ団と言うかマジックの周囲にいて、生きた心地がするのはシンタロー一人だと思う。高松はマジックの恐ろしさを噛みしめているし、ルーザー様、ハレ、サビ、キンちゃんあたりも「怖さ」をよく分かっていると思う。グンマ、コタも同じだろう。

ガンマ団で「生きた心地」、マズローの説で言うと生理的欲求、安全欲求が満たされているのは、シンタロー一人だけだと思う。ガンマ団と青の一族は皆、(シンタローが可愛いマジックのために)自分がいつか死なねばならない日が来るのをよく分かっていると思う。



・その辺の事情に深入りしたらこっちがやばい、とよく知っているのが流石に忍者のトットリ。何となく普通じゃない感じだけは分かっているミヤギ。分かっていても態度に出すのがアラシヤマなのかもしれない。

大体の団員はシンタローと接点がそんなにないと思うけど、シンタロー世代の団員は立場上何かと過敏なのかもしれない。アラシヤマ一人の粗相のために、自分やミヤギまでもがマジックに消されれば、忍者トットリはつまらなかろうと思う。

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