madeingermany

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...... 2017年05月13日 の日記 ......
■ ライトレール   [ NO. 2017051301-1 ]

■気楽に読もうと思って、「イギリス人の素敵なお家」みたいな本を借りました。動機は自分の原稿に役立てるという不純なものです。ですがその本では「小さなお家で素敵に暮らすイギリス人」」的な話が大半で、世界規模の暗殺者集団のトップファミリーの日常なんて、書いてありません。

図書館で本の貸し出し手続きを済ませた時に我に返りましたが、そのまま借りて帰りました。またマジックは多分、そういうごく普通の英国人を模倣して暮らしているのではと自分は思いました。

オタクがカタギの人を真似て世間で暮らすが如く、通常の体と価値観を持たないマジック達は、手芸や料理、家族愛を自主的に体現しようとする事で、心の平安を保っていたのかもしれません。マジックにとってシンタローは理想の「普通の子」だから愛し、コタは「(青の一族で)普通じゃない子」だから排除。マジックの目指した、劇場型家庭人的生活の限界を感じます。



グンマは「普通の子」である高松があく抜きしているから、何とかマジックも家族として付き合えるのかなと思います。高松の影響を受けなかったグンマを想像すると、ちょっとした復讐鬼だったのかなと思います。「何かあったら高松に言えばいい」という思考はある意味グンマにいい方に動いたのかもしれません。

図書館で借りた本。「海外の素敵な暮らし」的な本の例にもれず、典型的な日本人の生活をこき下ろしています。日本の文化は家屋も含めて男尊女卑、細雪ではないですが伝統を重んじれば重んじる程、身分差がハッキリと現れます。自国に褒める所がないと知っているのなら、全文英国賛美な本にすればいいのではと思いました。




■鉄道には詳しくないのですが、テツぼんを読んでいると、ライトレールの話が時々出て来ます。路面電車でも広義ではOKだと思います。江ノ電や広島、富山、函館の成功例、日常でも観光でも利用できる、万能の鉄オタの願いみたいな感じで、テツぼんにはよく出て来ます。

テツぼんの主人公は金持ちです。政治家らしからない政治家、利権にギスギスしない正義の男として、主人公は劇中に登場しますが、金持ち喧嘩せずという言葉が浮かびます。

故に、周囲の老人連と主人公は気が合います。政治に関わってくるご老人達に、金がない訳がありません。金も権力もあるから、金持ちで政治家の主人公と気が合い、優雅に「鉄道」の話が出来ます。

テツぼんの主人公は清廉が売りだとしても。主人公を四大に行かせ、フリーターで金と時間のかかる趣味でる鉄である事を許していたのは、親の遺産以外ないでしょう。



前橋市には、しばらくライトレールが出来ません。前橋駅の不便さ、学生しか利用しない様な寂しさは、前橋市街と駅が遠いからですが、ライトレールがあれば、駅と県庁が近くなりますし、あの寂しい県庁前が華やか・賑やかになる可能性があったでしょう。

しかし電車を走らせる場所が急に出来るはずはなく、道路の拡張工事や、どいてもらう住居や店舗への補償もあります。お金持ちのテツぼんには、想像も出来ない様な出費が続々あります。

テツ本的に言えばライトレールは未来への投資、固い事言わないでみんなでライトレールを信じて、乗って、収益を上げようというかもしれません。しかし元来群馬県民は車ありきでここまで来たので、本当にしばらくはライトレールが来なそうです。

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