■鉄道オタクと言うと、兎角面倒な存在だとされがちですが。英国では紳士の趣味とされ、歴史ある鉄道が名士達に可愛がられていると聞きます。日本でも内田先生を筆頭に、インテリの趣味でもあるのだと言っていいのかもしれません。
今読んでいる英国の鉄道についてのエッセイを書いた人が、東大の英文学の偉い人だと聞き、慌てながらそう思いました。そのエッセイ、非常に読みやすかったです。マニア的な情報はほとんどなく、しかし異様に重箱の隅を突っつく内容に心を打たれました。大学で、どんなに面白い講義をされていたのかと思います。
情報量が多くても読みやすい物があるのだなと思います。久米田作品も、書き出せばとんでもない情報量でしょうに、サッと読んでも歯ごたえがある不思議な作品です。
今読んでいる長編小説が、読みにくくて困っています。古い作品だから内容が消化できないのではなく、情報量の過重もありません。
情報量は軽いのに、講釈師の様に作家自身の弁舌が物語に紛れ込んで来て、「この男は一体どうするのでしょう」「これがこの女のよくない所」的なコメント部分が多いのです。延々アニメの次回予告だけ見ている感じ、繰り返し、三石さんにサービスサービスゥと言われている感じです。大正昭和のリアルタイムで読むべき作品だったのかとさえ思います。
■たまに、温泉の事しか考えられなくなります。温泉なんて入れても30分、一日二回なのに、温泉について考えているだけで相当な時間を使っています。
何故そんなに時間が使えるのかと言うと。やはり種類が多い事、一泊するのか、日帰りなのか。泊まるにしても電車で行くのか、自家用車なのか。部屋のグレード、適切な気候、泊まるホテルのタイプなど、キリがありません。入るべき時間帯、食事をすべきタイミングなどまで考え出せば、終わりはありません。
考え抜いた後は、温泉に行くだけです。日帰りでもいい、宿泊でもいい、なんでもいいから温泉に入りたい日があります。しかし仕事他で出来ない日は、ひたすら考える羽目になります。
群馬県に隣接して、長野の小諸市があります。小諸と聞いただけで、かつての信越線の要衝であり、小諸城の存在も頭に浮かび、幸せな気持ちになりました。桜が有名なのだそうで、これまた行けないくせに桜の名所を調べていた時分、小諸と言う地名を目にした覚えがあります。いい温泉もあるとか。 |
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