madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2017年06月17日 の日記 ......
■ パターナリズム   [ NO. 2017061701-1 ]

■割と有名な新聞記事。読売新聞の名物コラム、人生案内にある女子中学生の悩みが投函されました。友人関係、恋、進学の悩みではなく、同居の実父に対しての訴えでした。

その父親、年頃の娘2人に性的な言動を繰り返し、無暗に触り、娘達が嫌だと言っても聞かず続け、妻が間に入っても同じだったそうです。流石に今頃もうこの悩みは解決していると思いたいです。

この人生案内という欄は、たまにいい事を言いますが、大体は回答者の人生観故の返事になるので、あてにならない時も多いです。今回の回答者曰く、ボディタッチやセクハラ発言の全てはお父様の深い愛故の事であり、何をされても許し、不器用なお父様を愛してあげよう、だとか。

新聞を読んでいる男達が、安心して自分の娘達にいやらしい事をする、勇気を抱いたのかどうか分かりませんが。人生案内を受けたい人は、ある程度大人になって返事をもらわないと駄目なんだろうなと思います。その父親は多分職場でも、女性会社員にそんな事をしているでしょうから、退職しても、介護を受ける様になっても同じだろうなと思います。




■高グンって、パターナリズムの体現の様な2人だなと思います。弱くて立場のないグンマは、高松という、電気機関車みたいな男の陰でないと、まともに生きられない時期があったろう事は言えるのかなと思います。

グンマが20歳を越えても、おかんの顔した父権主義をブチまいていた高松ですが。南国後、グンマがマジック・シンタロー側の保護を受ける様になっては、高グンも解消でしょう。高グンって、劇中で発生と崩壊とその後が見て取れる、不思議なコンビです(カップルではないと思う、対等でないから。)



24歳を越えたグンマに、男からの保護が必要なのかはまた別問題ですが。グンマと同じような立場だと目されるキンちゃんについては、高松はおかんスタイルを貫いていると思います。なにせ父権主義とは、父が家族に与える愛情故の行為全てを指すから、キンちゃんに歴としたパパがいる以上、高松は引っ込みます。

そう思うとキンちゃんは、逆に高松を亡き父に代わって保護しないといけなくなります。上記のとおり、蒸気機関車か何かの様な男である高松に、保護を及ぼす必要があるのかという疑問がわきますが、ルーザー様と言うはるか上の存在にキンちゃんが列するのだと言うのなら、高松とて、父権主義に守られる方になるのでしょう。むしろ進んで、守られていそうです。



南国&PAPUWAの原作者は、立派な医学博士である父君に、何か思いがあったと聞きます。変に男っぽく振る舞ったりする事に快感を覚えていそうなのは、その辺だったのでしょうか(飲酒、デリカシーの少ない行為、ワーカホリック?ぶり等)

りぼんの少女漫画の様に、愛らしい少女として過ごし、素敵な異性に出会って、女にしてもらえなかった場合、女性は自分がパターナリズムを及ぼす方になりたがるのかもしれません。そういう場合、いい医師?いい役人?になるのかもしれません。

ただしそんな快感を求めても、女は女です。ウテナではないですが、男にお姫様にしてもらなかった女の子は魔女になるとはいえ、魔女としては辛くて生きたくないから、徐々に女としての喜びに憧れる様になるのだろうなと思います。詳細は分かりませんが、近年原作者が美容サロンの営業を始めたと聞き、すごく納得しました。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: