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...... 2017年06月18日 の日記 ......
■ 続パターナリズム   [ NO. 2017061801-1 ]

■昔から、必ず読むものと言えば新聞でした。毎日違うものが読めるのは有難かったですし、ボリュームも一日で読むに丁度いいです。面白いコラムもありますし、テレビでニュースを見る面倒くささを思うと紙面の方がいいです。

好きで読んでいますが、日経に愛の流刑地が掲載されていたあたりで、大体の新聞は男性向けなのかもしれないと思っておくべきでした。偏見ですが、日経で女性が出て来る時はR15くらいの掲載小説と、下着メーカーの新作下着の写真の時くらいだったと思います。

基本的に、男性が読んで納得する記事しかないのかもしれません。話が全然違いますが、英国の女王様の公式誕生日だそうで。かつて模範とした国にこれだけ女性の王様があるのに、日本は何なのでしょう。女王陛下の隣に、シルクハットで鎮座している殿下を素敵だと思いました。



■自分は男性でも偉い人でもないので、人生においてパターナリズムを発揮したのは、飼い犬と飼い猫に対してくらいだろうと思います。もっとも彼等は嫌な事は嫌とハッキリ言うので、こちらの意思がどの程度及んでのパターナリズムなのか分かりません。

よく分かりませんが、パターナリズムを発揮した事のある人は、生涯手放さなそうです。青年時代、母親に対し大威張りだった男性は、結婚しても妻に威張るでしょうし。娘が生まれれば娘に威張り。息子が結婚すれば、無条件に、お嫁さんに高圧的に出るのだろうなと思います。



母親や妻、娘は、面倒くさいからパターナリズムの亡者であるくだんの男性に従うふりをするだけで。その小芝居に男性は気が付かないものだから、息子の嫁にも平気であれこれ命令し、要求し、上手く行かなくて、自分の王国の終わりが来たのを知るのかもしれません。

大体の場合周囲の女性達は、そう言う面倒くさい男を更生させ、社会復帰させる事が不可能である事に気が付いているので、当たらず触らないでしょう。それを自分の王国が無事運営されている様に誇らしげにするのは、男の勝手です。言葉の通じない人に縁が出来てしまった事を後悔しながら、パターナリズムについて関連書籍でも読んでいるのが、周囲の女性の平穏無事な姿と言えそうです。



いい女とは、掌で男を転がす様な女性だと誰かが言っていました。パターナリズムをよく理解し、こちらから誘導する様に誘えば、不可能ではなさそうです。ひどく根気と愛想が必要だと思うので、自分には無理です。

つまり。会社の飲み会でお尻を触られても、笑顔を絶やさず相手の機嫌を損ねない様に体をくねらせる度胸があり。早く結婚しろ、子供は三人産め、夫に毎日弁当を作れ、義両親に尽くせと言う、親族から言われても腹の立つ言質を許し。そういう事を某新聞の人生案内は言っていた・・・のかもしれません。人生案内って、タイトルからして迷える愚かな弱い子羊を、賢者が案内してあげる的なパターナリズムのにおいがすると先日思いました。

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