■大正〜昭和の戦中期までの長い執筆期間で有名な、大菩薩峠を読んでいます。時々別の本を読むので、余り進みません。部分部分はいい所が多いのに、多分物語は進行しないなと道半ばにして思います。
この小説を手にしたのは谷崎は褒めていたからでした。あの谷崎か褒めるなんてと思いますが、リアルタイムでは皇族も読んでいたとか聞きます。長い長いアニメシリーズ作品を見ている時と、同じ気分になりつつあります。大昔の思春期に見たアニメが、またリメイク等で果てしなく巨大化していくのを何度も見たものです。
■仮に青の一族が体質的に男児ばかり生まれるとしたら、勢い、周囲の女性に積極的にならねばなりません。「男児が生まれる」という事自体、女性がいないと成立しません。女性に貪欲なマジックとか簡単に想像出来ますが、劇中は劇中の如くです。
権力と財力を持って生まれると、どんな美女が側にいても勢い、左程積極的にならなくなると、何かの歴史小説で読みました。豊臣秀吉の女性好きは有名ですが、彼は信長等の有力な武家の様に小姓には興味がなかったらしい事を、説明していた文章だったと思います。
■群馬は、女子校・男子校の非常に多い県だそうです。住んでいると意識しませんが、県内の名門進学校である高高、高女は名前の通り男子校・女子校です。前橋にも前高・前女があり、渋川には渋高・渋女があります。
沼田にも沼高、沼女があります。それぞれ高崎高校、高崎女子高校等を指します。タカタカと言うと何の事か分かりませんが、群馬では名門男子進学校を指します。実際、見ていると目が痛くなるくらい、優秀な青年ばかりいるそうです。
群馬県立女子大学というのもあります。略称は県女、ケンジョです。どこまでも別学が普通なのが群馬県のようです。小学校、中学は流石に共学が多いですが、多感な中学時代を何とか同性の友人グループとやり過ごせば、就職まで家族以外の異性と会話しなくても、暮らせます。
余所の県にいくと、別学ありきなのは珍しいのだと知りました。女子校と言ってもお嬢様学校ではありません。むしろ男性よりストイックな娘さん達の巣窟です。 |
|