■不幸な夫婦の間に生まれた子供は、父か母に過度に思い入れをして、「パパにはアタシがいなきゃ」「ママは僕がいないとカワイソウ」と思うそうです。うるわしい家族愛ですが、夫婦間の不幸を何故次世代である息子や娘が補てんするのでしょう。
夫が浮気した、妻の家事が上手くないとかは、子供には関係のない夫婦間の不幸です。しかし親世代と自分との一体感を大事にする子供は、夫婦間の「大人の異性同士の不幸」を、自分まで連なって体験している様な錯覚を覚えるのかもしれません。
よって「アタシがパパと一緒にいてあげる」「僕がママの王子様になる」とか、使命感を子供が持ってしまうと悲惨でしょう。不幸な夫婦には子供達が癒しになるでしょうが、結局問題は夫婦の事なので、夫婦の問題が解決すれば子供はリストラにあった様な苦痛を覚えるでしょうし、「大人の問題を助けてあげた」プライドを味わった子供に、最早今更子供らしい人生は戻って来ません。
キンちゃんはパパを失って。パパがいなくて毎日泣き崩れていそうなママを、背負う様な人生が始まっています。キンちゃんが高松の悲しみを背負う必要はないから、キンちゃんの歪んだ「使命感」に気が付いた高松は、逃げる様に隠居したのかもしれません。キンちゃんが高松の王子様になる必要はありませんが、いつかキンちゃんが色々な人生経験を済ました後で高松の所に帰って来てくれたら嬉しいです。
■明日か明後日、冬コミの申込書を投函してくる予定です。例年の様に高松受と堂々と書きましたが、キン高、ルザ高と並べて書くと、それぞれの間が24年空いているのにも関わらず、いかがわしいと思いました。
■土日祝日しか原稿が出来ないので、スパークの準備を考えていました。小説はピクシブに上げたいくつかと、新刊用のものを用意するつもりです。
漫画は今の所、こんなネタを考えています。
・ガンマ団大サーカス
(からくりサーカスを読んで、バトルと愛って両立するんだなと思った。陰惨極まりないミツヤの行動は全て、マジックの独裁者としての世界征服に必要だったと思う。ミツヤは「マジックの汚い部分を背負って死ぬ」という点まで含めて、賞賛出来る男だと思う。ミツヤやルーザー様がいたから、マジックは「自分は全然悪くない(悪いのはミツヤとルーザー様)」と思って、今日まで生きているのだと思う。)
・美少年高松
(一度、年齢操作をしてみたい。性別操作は自分には難しいので、ここは高松の美少年の姿を描きたい。顔は悪くないと思うけれど、高松は性格の汚さで評価が揺れがちだ。でもルーザー様なんて、ご自身が美青年、兄も美青年、弟達も美少年、兄が集めた団員も美形ぞろいで、感覚が麻痺していそう。シンタローの美少年趣味は、周囲に美形ばかりいる事への反動だろうか。)
・ルーザー様三十三回忌
(今調べたら、普通の人だと五十回忌まであるらしい。有名な作家だと百回忌とか普通に聞くので、出来る限りしていいものらしい。自分の家では曽祖父の三十三回忌が最多だったと思う。ルーザー様の三十三回忌だと、高松は51歳、キンちゃんは32歳、PAPUWA終了すぐになる。
ルーザー様と言う仏様には悪いのだが、ルーザー様へ常に恋をしている高松は、老いるのが遅くて。キンちゃんが三十路になっても、高松の方は余り変わっていない気がする。高松は男性と言う事もあるけれど、多分若いままの様な気がする。14巻収録の読み切りでも、体型は綺麗なままの様な気がする。14巻で高松57歳。) |
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