 ■夏コミの申込書を郵送してきました。昔の投稿雑誌に自作を投稿していた人は、掲載祈願でポストの前で踊るとかのおまじないとしていたとか聞きます。自分は郵便局で踊りだしはしませんでしたが、封筒・申込書・短冊の内容を確認し、見つめ、結構長居してしまいました。
■五十路高松を妄想していました。PAPUWAの時点で47歳なので、もうほぼ50代みたいなものですが、多分ある種の若さは失っていないだろうと思います。谷崎が書く、まことしやかなウソ描写が高松には似合うと思います。(細雪の妙子が悦子と間違われるシーンとか。他、インテリ変態の独白みたいなものは数知れない)
■一週間家出していたネコが帰って来ました。多少痩せていますが、食欲があり、目立った怪我はないようです。この一週間鬱々としていましたが、やっと家族が帰って来たと安心しました。老猫なので何が起きてもおかしくないのですが、後5年くらいは一緒にいたいです。
■アニメおそ松くんを全話見てみました。おそ松さんブームの時、そういえば昔見たアニメおそ松くんってどんなだったかなと思い、レンタルしてみました。
六つ子は脇役。悪だくみをやめないイヤミと、イヤミの腰巾着のチビ太の話が多かったかなと思います。誰が善玉、誰が悪玉という事は基本的になく、ダヨーンやデカパンも回ごとに犯罪者だったり、まっとうなホテルの支配人だったりで、定まっていません。
イヤミだけは嫌な男で大体キャラが固まっていた様ですが、毎回チビ太のキャラ設定が揺れ動いていました。乱暴だけど素直な愛すべき少年なのか、イヤミと言う悪党からうまい汁を吸うある意味イヤミの下を行く男なのか、回ごとでチビ太は別人でした。
■疲れているのか、日誌を読み返すと暗い話が多い気がしました。過去は変えられない、未来を見ようと人は言いますが、あくまで自分のモットーにするべき言葉で、 「過去を共にした」人からは言われたくないなと思いました。俺がお前にした事なんて些細な事、忘れてチャラにしようぜと言われている様に聞こえるので。
自分がもっと若くてガツガツしていた時は、過去なんてコヤシだくらいに思えたのですが、ハーフ成人式ならない、ハーフ還暦さえ越えた今になっては、ガツガツするエネルギーが大分減った気がします。その分、収入と時間と悪知恵が増えて、自分の価値観で動けるようになったのかなと思います。
価値観なんて恐ろしいもので。生まれた時に刷り込まれたものを振り落すには、かなりのエネルギーを要します。死ぬまでこの価値観で過ごすのかなと諦めたとしても、自分に価値観を刷り込んだ方は、好きに改宗しているかもしれないし、若く新しい信者とイチャイチャしていて、古株の信者である私を忘れているでしょう。
下らない教祖様に30年以上付き合った私が馬鹿だったのか、そういう土壌で生き抜いてきた自分を褒めるべきなのか分かりません。よく時代劇等で、生活が苦しくて娘や女房を売る男がいますが、そんな方法でズルく生き残ろうという男は、結句長生きしないか、ロクな死に方しないだろうと思います。 |
|