■自分が誰かの親だったら、自分の子供をガンマ団に入れたいだろうかと思いました。そう思うと、マーカーのアラシヤマへのきつい態度や、南国の高松のグンマへの嘘八百な姿勢は、意味のない事ではなかったのではと思います。
マーカーはアラシヤマに情が移れば、不安がこみ上げるだろうと思います。アラシヤマの将来は暗殺者一択です。アラシヤマを可愛いと思うなら、マーカーの苦悶は激しいものでしょう。
高松の場合は、「可愛いグンマ様にひどい事させられない」という甘えを、嬰児すり替えを続ける言い訳にしていたのかなと思います。(グンマが暗殺者として団内で活躍、または一族の青年としてマジックの側近になる等で台頭→グンマに表立って悪い事させたくないし、グンマが目だったり、マジックともっと接すれば親子だってばれる=シンタロー(キンタロー)廃嫡のおそれ)
キンちゃんに対しては、ルーザー様への愛情の余波のせいか、高松はキンちゃんを子供としても見るだろうし、同時に同志とも感じているだろうから、キンちゃんの方は戦線に押し出しそうな気がします。
■もし鉄道と友達になれるなら。自分は大阪市営地下鉄とも親しくなりたいです。関東の鉄道も大好きですが、大阪のど真ん中を整然と走る彼等に敬意を感じています。
自分が色々考えすぎた時も、鉄道はいつも私の味方でした。何がどう味方という訳ではありませんが、絶望一色で、こみ上げてくる変な笑いを我慢しながらホームにたどり着くと、鉄道の車両は黙って私にドアを開けてくれました。
自分にも開くドアがあるのだと、妙に感心しました。その時乗ったのは上越新幹線でした。東北新幹線に比べれば野暮ったい車内とシートは優しく、群馬まで泣かずに帰りました。友達とか恋人とか、もしそういうものに飢えていたら、駅に行けばいいと自分は覚えました。
■からくりサーカスを読んでいます。以下、本編とは逸脱した妄想です。藤田先生の漫画は密度が高く、一話、一項でも飛ばしてしまうと味が薄くなると言う作品です。二次元っていいなあと思いました。
先生の後書きで、「雑誌掲載の時、読者が読み飛ばした」事の苦痛を書かれていましたが。逆に言えば、数10巻あるからくりサーカスのなかの、たった一話だけ読むなんて、先が気になって仕方がない・前の話を読んで一週間も経ってしまった苦痛を味わうので、拷問に等しいと思います。
今自分の目の前に数10冊のコミックスがあるのに、体力と時間の都合で一日2冊くらいまでしか読めない残酷さを、ご想像下さい。とりあえず、ギイが死んでいなくてよかったです。
(14巻時点。藤田作品の場合、キザな言動〜死闘〜大活躍〜退陣という流れがあるので、好きなキャラが大活躍してしまうとかなり警戒する。ギイの退陣はもう少し先。)
・ギイ ・ギイ・クリストフ・レッシュ ・オリンピアの恋人 ・世の女の敵 ・先生(エレオノールに対して) ・クールガイ、クソイケメン(グリュポン君いわく) ・利発で愛くるしい少年(自分で言っていた)
・外見と性格が、ずば抜けて好みなのだが、よくギイにマザコンの設定をつけたと思う。単にギイの弱みという訳でなく、フランシーヌ、アンジェリーナ、エレオノール達女性の物語に、上手くギイも参加しているなと思う。
・医者で白衣でマザコンで。冷厳だけど熱くて、優しい 。好み過ぎて息も出来ない。そして藤田先生の手でギイの魅力は、鳴海達同様360度かけて描かれているので、二次創作の隙もない。 |
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