madeingermany

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...... 2017年08月28日 の日記 ......
■ からくり   [ NO. 2017082801-1 ]

■からくりサーカスを30巻まで読みました。長い話ですが、そんなに急がなくてもいいはずです。しかし今読むのを止めると、生殺し状態で苦しいです。序盤のエリ公女の話のあたりは、少し読むと一段落という感じでしたが、30巻以降は切れ目と言うものがありません。週刊で読んでいたら、本当に半殺しだったろうなと思います。

色々読むと。

・ルシール婆ちゃんは、アンジェリーナの中に柔らかい石があるのを知っていた。しろがねの公式ではアンジェリーナは、戦いから逃走した事になっているので、発見次第、しろがねは石を取り戻さないとならない。

アンジェリーナの石は、エレが引き継いだ。石の引き継ぎをエレは知らないが、正二とギイは知っている。知っているが、しろがねの本部には報告していない。エレも公式には孤児扱い。

(アンジェリーナの願いだったとはいえ、エレに自分には素晴らしい両親がいて、深い愛の下生まれたのだと伝えれば、物語の大半のトラブルはかわせただろう皮肉。)



・正二とギイは、エレと石の事をルシールを含めたいしろがね本部に隠しているが。ルシールは知っていた様な気がする。エレがアンジェリーナに似ているという単純な事から。

けど自分がエレの祖母で、エレの母がアンジェリーナである事を公にすれば、自分がアンジェリーナを追い出した意味がなくなる。恐らくアンジェリーナも、エレが普通の暮らしを送る事を願っていただろうとルシールも思い、エレを特別視しない事にしたのでは。




あまり動けない正二に変わり、エレの保護者として東奔西走するギイに泣ける。ギイだって普通の暮らし、普通の家族、普通の恋愛が出来たのではと思う。

彼個人が諦めているふうなので仕方ないが、多分ギイにとって、アンジェリーナが母、正二が同志、エレは妹になるから、ギイはしろがねの中で自分の家族を見つけたということになるのかもしれない。妹が愛した男、鳴海の命を救い、どこまでもサポートするギイにやはり泣ける。

ギイが好きだし、泣けるのだけれども。自分の萌え・燃えより藤田先生のテンションが熱いので、二次創作しようという感じになりにくい。ギイの人生で妄想できる部分が思いつかない。オリンピアとか模写出来るんだろうか。「帰って来てよママン」の所とかのパワフルな絵、もう見ているしか出来ない。

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