■以下、からくりサーカスのギイ・クリストフ・レッシュ関連の雑感です。不謹慎な感想もありますが、お許し下さい。ギイはアニメだったら塩沢さんがいいなあと思いました。
・なんで自分の好きなったキャラは。「すごく有能でいい所もある人なのだけれど、過去、死んでも死にきれないぐらいの罪を犯していて、主人公である熱血キャラに愛した人とか全部託して、自死同然の行為に向かう」のだろうと思う。ルーザー様とか高松とか、外、長年同人をしているけれどそんなキャラが多い。
ぬぐい切れない何かがあるから、自分を殺してでも周囲に貢献して、少しでも楽になってから死のうとするのだろうと思う。ギイが何故エレや鳴海を見送ってから自死に向かったのかというと、自分がアンジェリーナやフランシーヌ人形の物語を公にしないがために、無益にしろがね達が死にまくっているからだと思う。
だからギイは生きていても楽しくないし、自動人形を何1000体破壊してもやりきれないのだと思う。（ルシールの場合壊した数より、ドットーレを壊せばある意味会心だった）。
・（二次元なら）頭のいいキャラが好きだ。熱血キャラも好きだけれど、ハイテンションに物語が動く時は、熱血ぶりが分からなくなる時がある。（鳴海が劇中ずっと子供達には優しいのに、エレに酷薄な時がある。熱い人が冷たくなる時って怖い）
・ギイはイヤミで皮肉屋のイケメンなだけだった冒頭から好きなのだが、イケメンの欠点であるかのように描写されていたマザコン設定があそこまで輝くとは誰が予想しただろう。ママン＝アンジェリーナなら仕方ない。
・からくりサーカスにはいろいろなキャラが出て来る。師弟関係、義兄弟関係等魅力的な人間関係が多い。ギイはエレが妹みたいなもの。エレ、勝、鳴海はギイの生徒であると言える。それにしては梁先生みたいな熱い感じがギイの周辺にはない。
・ギイが若過ぎるのと、コミカルなまでにスパルタなのと。ギイがキザだから余り熱血師弟な感じになりにくいのだと思う。仕方ないのだけれど、エレの「不幸な半生」と述懐する時、それは土蔵にいた20年、ルシール達からスパルタされた時期、人形破壊者としてのバトルを指すのだが、「ギイ先生との時間」も「不幸な半生」の一部なんだろうなとおもうとやるせない。
・序盤のエレの戦い方は、ギイそっくりだと思う。単身で強敵の前に踊り出るやり方が。ギイは何故かその方法で100年近くやっているけど、エレには難しかったのかもしれない。女の子だし。初期のエレの冷たい態度とか、キザな物言いはギイそっくりだ。ギイと何年いてもエレは冷たい感じのままだったのかと残念だが、なんか納得できる。エレのママンのこととか正二のこととか、ギイは話してくれないし。
イヤな奴で劇中通した阿紫花には、黒賀村に家族がいた。村は退屈だったかもしれないけれど、優しい義両親と、三人の可愛い妹と、平馬がいる。鳴海とエレに最後に感謝してもらった阿紫花が羨ましかった。
ギイはもう、誰にも思い出してもらえないのだろうと思う。立場的に、ハリポタなら鳴海とエレの子供に「ギイ」とつけて欲しいくらいだけど多分ないと思う。生まれるのエレ似の美少女だろうし。 |
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