■高松はウィキと、漫画の公式の登場人物紹介でマッドサイエンティストと言われています。ウィキに書かれては覆りようがありませんが、本人はそう呼ばれるのに否定気味だったと思います。
ドラゴンボールZで、17号が車を運転する場面がありますが。彼等は空が飛べるので、車は基本的に不要です。18号もドライブは無駄と言いますが、17号は気にせずドライブを続けます。17号は男の子だなあと思いましたが、高松はこういう運転しないと思うのです。主婦の如く、無駄と不要な出費を厭うような男では。
単に高松は。家事と育児と仕事と、ルーザー様の追悼に熱心で、好きになった相手が「純粋な天才」とやらだったので、自分も秀才以上にならないと、彼の側にいる事さえままならないだけだったのではと思います。仕事のための仕事、科学のための科学は好まないし、そんな余裕はなかったと思います。
高松は天才肌の芥川、志賀みたいな方ではなくて。ひたすら書く男だった谷崎、荷風の方に似ていると自分は思っています。崇高さとは程遠く、俗まみれでも、生きるために仕事をしている様な姿が好きです。
■マッドサイエンティストのマッドサイエンティスト足る所は、技術のための技術みたいな面なのかなと思います。芥川龍之介の短編で、絵を完成させるために、娘を牛車に閉じ込めて焼き殺した人がいましたが、あんな感じなのかなと思います。絵の完成と同時に、確か父親の絵師の方も亡くなっていたと思うので、なんのための絵だったのか分かりません。
偶然、OAVジャイアントロボの主要人物にフランケンという博士がいますが、博士は「人類の未来のため」という目的がありました。フランケンの周囲の博士達も同じテーマを研究していて、名誉のためとか、それぞれに目的?があったのかなと思います。能力のための能力っぽかったのは、むしろ博士陣よりアルベルトだったのでは。戦いのための戦いみたいなのは。
マッドサイエンティストというと、GS美神のドクターカオスもそうだと思いました。GS美神の世界観が、魔法あり、科学あり、オカルトありのごった煮だったので、あまり浮いていませんでした。カオスはコメディ担当だったのと、彼の作ったマリアが余りに可愛く有能なので、マッドサイエンティストらしい恐怖感は少なかっです。 |
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