madeingermany

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...... 2017年10月02日 の日記 ......
■ 中   [ NO. 2017100201-1 ]

■先月、うたプリのカルナイの曲を色々1,000回くらい聞いた気がします。30曲くらいのをリピートし続けました。たっぷりその世界に浸りました。

南国&PAPUWAは、「女性作家」という事で当時耳目を集めましたが、乙女系とはベクトルが異なるのかもしれません。掲載時期により、キャラ同士の立場的にシンタローがヒロインだ、サビがヒロインだ、いやリキッドだと転々とするので、他の男性キャラ達の言動に一貫しない部分が出て来ています。

自分のヒロインは高松です。


■中勘助の銀の匙を読もうとしたのですが、月初めの仕事の疲れ他で、眠くなったので寝てしまいました。仕事の昼休みに少しだけ中の文章を読んで、少し気を落ち着けたので、また今日続きを読もうと思います。文章に潤いがあるというか、いい文章だなと思います。

当時の作家達は確か、芥川賞、直木賞が始まる前の作家達と言う事になります。今の作家のデビュー、活躍の方法とは違うのかなと思います。作家仲間の同人でデビューというのが多い気がします。出版社と作家の距離が近い印象です。漱石が岩波書店の創始者にこころの出版を許可したとか、いい意味で同人的な良さがあった時代なのかなと思います。



志賀とか、文章を書かないでどうやって生活していたのだろうと思いますが。彼等はむしろ、何故作家なんだというくらい大金持ちである事を思い出します。当時の事とはいえ、数か月単位での放浪、何回にもわたる転居、書くと言って書かないとか、食うに困らない人達だった事を思い出します。

荷風が他の作家から、お前は金持ちなのに何故書くのだという批判を浴びた事があると聞きます。荷風は反論していますが、谷崎の様に本当に書いて稼ぐしかない人達と、富豪の荷風や、色々自由すぎる安吾の様な人生は、同じではないんだろうなと思います。戦前の世界だと、地主階級や財閥というのが普通にあったんだなと安吾の半生を読んだら思い出しました。

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