madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2017年10月14日 の日記 ......
■ 千と千尋   [ NO. 2017101401-1 ]

■スパーク前後は悪い夢ばかり見ました。原稿のために平日は寝て置こうと思って早目に寝ると、嫌な時間に目が覚めてゾッとしました。最近は夢を見なくなりました。精神的にゆっくりできているのかなと思いますが、少しでも余裕があると、または余裕がなくても、なら原稿をしようかと思う自分がコントロール出来ません。



■読もうと思っていた安吾を、一通り読みました。安吾の作品全ては読めませんでしたが、手が届きそうなのは一通り読みました。不連続殺人事件だけは、これから読みます。

安吾が面白いのは、一人称でグイグイ引っ張る中短編なのかなと思いました。オチもなく、ただ日常を生きる時の文章がとてもキラキラしていました。長い状況描写や、女性が自分の意思で?動く時の筆致は、ちょっと物足りない感じでした。


■千と千尋を見ていました。作った方の人が冒頭のたどたどしい千尋と、後半のきりっとした千尋は別人だと言っていましたが、自分には同じ子に見えました。

また作った方の人が、千尋は普通の現代っ子。卑屈で文句をすぐに言うと言っていたそうですが、自分にはごく自然に千尋の言動が見れました。

両親と一緒にいる時の行動と、油屋で皆と従業員として働く時の言動が、一緒のはずないと思います。あの両親はいつまでも千尋を子供と言う理由で、目下に見るでしょう。



千尋がなんと言っても、怪しいゲートに立ち入り、怪しい肉を食べてブタになった人達です。今後千尋が泣こうがわめこうが、または立派な振る舞いをしようが、あの三人の関係は生涯同じだろうと思います。

千尋のお母さんは、千尋を子ども扱いしないで、ある程度の距離を常におこうと考えているらしいですが。「子供とアタシ」みたいな信条に縛られてものを考えている以上、多分千尋が結婚して子供を生んでも、変に孫とも距離を取りたがる、なのに自分の理想を押し付ける妙な関係になる気がします。

千尋のお母さんは、千尋にベタベタしないでという割に、自分の夫と不法侵入・ドカ食いし、夫の欲望に付き合わされている感じです。内心自分では「他人に左右されないアタシ」という自負があって、夫には表現できないから、弱い千尋に攻撃が向くのかなと思います。千尋のお父さんは、ああいう男性いるなと思いました。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: