madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2017年11月02日 の日記 ......
■ 嫌われる勇気   [ NO. 2017110201-1 ]

■アドラーが流行った時、自分も一通り読みました。アドラー信者になりかけました。時間が経って内容を忘れた部分もありますが、要点だけ覚えておいても役に立ちそうです。ただし、アドラー心理学は学んでから実行できるようになるまで、大変時間がかかると言われています。以下、妄想と雑感です。


・劇中でマジックを恨んでいる人は、高松以外にも五万といると思う。家族や故郷を灰にされて、マジックが好きですかと言われて、はい好きですと答える人は稀だと思う。

マジックとは何なのかと思うと、マジックをアイドル視しながらも、自身は心戦組に属する山南の姿を思えば分かりやすい。マジックは美形で金持ちで強くて権力者で若々しいが、身内や部下など近くにいる人は辛いだろうなと思う。シンタローを除いて。



マジックはシンタローに嫌われたくないのだろうなと思う。マジックとコタローのギクシャクした面は、全てその一点から始まると思う。いつものマジックなら、身内だろうが部下だろうが、圧して憚らない。シンタローだけが、愛人の様に別枠で安住の地にいるだけで。

マジックは一族のセオリー通りにコタローをもうけてみたものの、イレギュラーな存在のシンタローに気を取られ過ぎて、マジックはいつものマジックでなくなっていた。コタローと、いつも通り動物同士の様に強弱関係で上下関係を構築しようにも、そんな横暴で冷酷で残忍な「パパ」を、シンタローは否定するだろう。



結果、「悪いのはコタロー」という自己弁護がマジックの中で湧き上がり、しつけがされていない、就学前のコタローのしでかしを何倍にも悪化させ、幽閉に至ったのだと思う。マジックは子育てが嫌で、シンタローとイチャイチャしていたいのなら、高松みたいな養育係を雇えばいいのだけれど、シンタローはそんなのを許さないと思う。

マジックが青の一族の子供を憎むのなら、グンマとキンちゃん、ハレとサビはどうなるのだろうと思った。グンマとキンちゃんの場合は、養育係の高松が育児中の事故で殉職したら何か考えようとしか思っていないと思う。ハレは弟だけど、サビを兄として守ろうという態度が小さい頃からあったから、自分を投影して可愛がれたのかなと思う。

ラッコン叔父、ルーザー様という、一族の「次男」達ともめたマジックは、多分酷い「次男」アレルギーで、次男として生まれたコタはそれだけで不利だった。



・嫌われる勇気と、本当に好かれないのは多分違う事だと思う。高松はシンタロー以下学生達に好かれているとは言えないが、かといって好きな人に嫌われる勇気があるのかというとなさそう。

ルーザー様に振り向いてほしいという理由だけで、科学者になってしまったのなら、高松の価値観はアドラーとは真逆かもしれない。ただし何故かキンちゃんには、適当に突き放す関係でもあり、師弟としては健全なのかなと思う。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: