■以下、多分春の本になる内容だと思います。
マジックのシンタローへの譲位。ハレの逃走。高松の隠居の順番について考えていました。順序から言えば、マジックの決断が最初だろうと思いますが、高松の入念さを思うと、意外と高松の決意の方が、全てより早かった様な気がします。
・キンちゃんの成長と、彼のシン・グン他親類との付き合いが始まった事を見届ける高松→
・マジックは依然総帥として、次期総帥のシンタローを育てつつ、ミドル世代も引き続き従えるつもりだった→
・高松の隠居で団内の業務量のバランスが揺れる。キン・グン、イバラキ達の時代が来る。→
・若い団員には若いリーダーをという空気を読み、マジックの譲位に・・・はならない。アラシヤマ、ミヤギ達は引き続きマジックに完全服従である。それでもシンタローの方が友達みたいなものだし、マジックの恐怖におびえて働く割合が減るのなら、シンタローが上になってくれた方が団員は有難い。
まとまりませんが。高松がキンちゃんのためにガンマ団を出て行った時、多分、団内は医療崩壊他が起きたのではと妄想します。シンタローが遠征の間はマジックの統治になり、権力は二重構造と言えますので、高松はキンちゃんの私設秘書として遠くない所にいそうです。
■ＣＣさくらの知世ちゃんの信条と言えば。好きな人に、私と両思いになる事よりも幸せな事があるなら、そちらを選んでほしい、です。
お蔭でさくらは、かつて薗美さんが撫子を追い回した様なほぼストーカー行為にはあっていません。カメラ等で、彼氏とイチャイチャしている所まで撮影されるのはどうかと思いますが、思えば漫画のキャラなんて、入浴シーンでも読者に見られているので、知世＝読者と思えば、違和感は減ります。
さくらが自分の恋人にならないのなら、さくらと小狼の恋の全てを見届けようと言う知世ちゃんの思いは、ＣＣさくらのふんわりしたムード故に過激になっていませんが、実は結構過激かもしれません。劇場版二作目でも、さくらの小狼への告白にいたるまでの軌跡を、彼女はばっちり押さえていたはずです。
薗美さんが撫子を、ガチで自分のものにしようとしていた事に比べれば、知世の方がソフトと言えばソフトです。薗美さんの大暴走を知っている知世にして、あの控えめな幸福論・恋愛観に至るのかなと思いましたが、知世は知世で過激なのだろうと思います。
薗美さんが、撫子を失った事実が大きいのかもしれません。１６歳で撫子は藤隆のもとへ去ります。薗美さんから見れば裏切りであり、略奪であり、悲劇であり、事故であり、不幸だったでしょう。
しかし、藤隆と交際どころか、結婚妊娠まで話が進まないと、恐らく撫子は薗美さんを振り切る事は出来なかったと思います。撫子に逃げられた母を知世は知ってるので、最愛のさくらを愛しつつも、男が出来て逃げられる羽目に陥らない工夫を練ったのかもしれません。
好きな人から自分が愛されないのなら、せめて嫌われない様に知世はしたいのかもしれません。アニメでも、相当さくらに知世は気を遣っています。内面はかなり激しい女の子なのに、知世の鏡の面の様な穏やかさはアニメ史に残ると思います。 |
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