■ダイエットしようなんて、まるで考えなかった頃。電車の中でポッキーを食べるのが好きでした。お出かけと言えばポッキーで電車、電車は楽しい、ポッキー美味しい、とデブになるのを恐れなかった日々が懐かしいです。
同人誌でポッキーゲームを描きたくなり、スーパーでポッキーを買って妄想に励んでいます。年を取ると、恥ずかしくてそんなの描けないとか思わなくなる様です。
ポッキーゲームをするのは誰でもない、高松です。すごい絵図だと思いますが、あのえげつなく卑劣で根性が悪く、いまだに学生時代の借金を返そうとしない高松が、そんな事で真っ赤になって動揺してくれるなら、(拙宅のキンちゃんとルーザー様は)ポッキーを何箱消費しても構いません。
もっともルーザー様が生きていたら、他愛なく幼いキンちゃんと、チョコレート菓子を半分こして食べる様な、温かい日々が高松にあったのかもしれません。
■以下、シンタロー身辺への雑感です。独断と偏見です。セーラームーンの持つ消えない矛盾を、シンタローも持っていました。(レイ達うさぎの「お友達」は、未来永劫うさぎの部下でもあった。シンタローとミヤギ達を思い出さないでもない。)
・南国のシンタローの魅力は、健全さだったと思う。同じ曜日にセーラームーンが放映されていたからではないけれど、若くて元気で、自分の「思い」だけが宝物だった年頃というのがあると思う。年を取ったり、結婚したり、財産があったりすると、どうしても守りの姿勢になりがちになるので、思い切った事が出来なくなると思う。
(ちなみにうさぎちゃんは14歳。シンタローは南国当時24〜25歳。シンタローは年齢的に衛さん、せつなさんより年上になる。)
パプワとチャッピーと、遠くにいるコタローだけのために、奔走するシンタローはかっこよかった。パプワとチャッピーは兎も角、何故コタローが実父に虐待されているのかと言うと、シンタローがコタを大事にしているからだと言える。
パプワとチャッピーと、彼等の友達が住む平和な島に、何故いい大人の殺人者達が乗り込んでくるのかと言えば、シンタローが秘石を持って、パパから逃げ出したからである。
シンタローは普通の人なんかではない。「あたし14歳中2」ではない。暗殺者集団のトップの長男であり、莫大な財産と権力を生まれながらにして約束された男である。パパが健在だから、たまたまシンタローの進路が未確定なだけで、シンタローは黙っていても幸せになれる男である。若さと元気だけが取り柄、なんてキャラではよく考えるとなかった。
シンタローはどう思っているのか分からないけれど。多分彼の中身は、「あたし14歳中2、ちょっとドジな普通の女の子」に近いのだと思う。自分を権力者だなんて夢にも思っていない感じの。そのうさぎでさえ、30世紀の地球でクイーンになっている、普通の女性とは言えない人生・立場なのだが。
ボケっぷり・ドジっこ・甘いものが好き、等でグンマの方がうさぎちゃんに近い様でいて。自分達の、生まれながらの普通じゃない所を自覚している所が、グンマはうさぎじゃないと思う。
無自覚権力者、よく言えばド健全なシンタローの側で、キンちゃんは「親が医者だから自分も勉強して医者になる」とかやっていそう。シンタローって、お嬢様芸能人みたいな感じなのかもしれない。家にロールスロイス数台と、メイドさん・執事等がいて当たり前みたいな。 |
|