■表紙を描いて、ページの順番を確認して。小説部分の誤字脱字を再々チェックすると、冬コミの入稿になります。興味のある方は、会場でよろしくお願いします。漫画と小説で34項の、高松受本です。キン高、ルザ高、ルーザー様存命パラレル 小説と漫画でお送りします。
10月のスパーク以来の疲れが抜けず、11月の熊本シティも観光メインだと思わなければ、腰が上がりませんでした。宿泊した鹿児島、会場だった熊本で優しくして下さった方ありがとうございました。
熊本から帰って来て、徐々に新刊を出したいと言う気持ち高まりました。書き溜めていた小説があったので、あとは漫画と表紙を描けばよかったのですが、在庫の多さや、あれこれの悩みで、制作に手を付けたのは11月末でした。普段なら冬コミの表紙を描いて、入稿間近の頃です。
まだ大丈夫ですかと印刷屋さんに確認し、漫画を描きだしたのが今月初めです。もう新刊出さないと思っていたので、只見線乗り鉄の計画もあり、鉄を楽しみつつ、原稿をすると言う、自分としては考えられないスケジュールでした。普通に仕事もあったので、目が回るかと思いました。鉄も同人も趣味です、同じくらい楽しい時間になるのだと信じています。
■自分にエヴァを語る資格があるのか分かりませんが。レイを筆頭として、「何かのために死ぬ・生きる」という、沸騰した暮らしを送る人が多いなと思いました。物語の発端のユイが、そもそも「人類の幸せ」とかうたって、息子の前で投身自殺する人でした。
ママであり、妻である女性が、目の前で投身自殺して、その後、息子と夫が幸福でいられるはずがありません。しかしユイに迷いはなかった様です。
そんなユイを失ったゲンドウは、ユイの亡霊を追って過ごし。冬月先生もシンジも同じでしょう。皆、ユイの思想とかじゃなくて、生身のユイと一緒にいたかったと思うのですが。皆、今目の前にいる人間や今の生活より、何か理想的なイメージを抱いて暮らしていそうです。
主人公のシンジ、ヒロインのレイ、アスカはセカンドインパクト後の誕生です。物心ついた時には、やや落ち着いた世界が彼等に前にあったと思われます。シンジが感じていた様に、どこか茫洋とした世界なのかもしれません。
しかし加持の世代になると、彼が言う様に若い時に地獄を見ています。「誰かの、何かのために死ぬ・生きる」というロマンチックはなく、漫画の加持のように、泥棒や裏切りを経験しないと生きて行けなかったと思われます。
シンジ・アスカ世代が夢見がち、苦労していないとかは言いません。彼等の世代には世代の悩みがあると思います。しかし加持の味わった物理的な地獄を思うと、やはりシンジ達の方が若干の余裕がある気がします。
加持さんのために戦う、加持さんのためにエヴァに乗るとか言いそうなアスカに、加持は恐怖を感じたかもしれません。もしアスカが物理的に追い詰められたら、そんなロマンチックを捨てるだろうと加持は思ったかもしれません。もしアスカに言ってあげる言葉があるのなら、「自分のために生きろ」だったのではと思います。 |
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