■「(例えば)彼氏が出来たら幸せになれる」と思ってしまう人は。もし彼氏が出来ても、何々だったら幸せになれる、何々になったら幸せになれる、とよくない方の追いかけっこになってしまうそうです。
対象が彼氏ではなくて、「スリムになれば幸せになれる」「美人になれたら幸せになれる」等は、願ってもいいと思いますが、なるべくなら疲れる追いかけっこはしたくないです。何々になれば〜は分かりやすいモットーなだけに、コロッと「何々でないと幸せではない」と心理的に暗転しそうです。
自分は学生時代から悩み続けた肌荒れについて、社会人になってから、自分の働いたお金で皮膚科に通院して治しました。肌が改善した事実が有難く、その事実だけで十分だったと思います。
幸せとは、「肌荒れに悩まない様になってよかった」「やせて健康的になれてよかった」等の、事実そのものではないかなと思います。意味づけは難しいからしません。
■連日愚痴ばかりで申し訳ありません。今日は、読んだ漫画の感想を書きます。
・銀彩の川
架空の鉄道会社における群像劇でした。とても面白かったのですが、全2巻だそうです。主人公とヘルメスの心の触れ合いは始まったばかりだろうし、掘り下げていないキャラもあると思うので、3巻目が読みたいなと思いました。
キャラの話ではない、鉄道の話だと思って全2巻を読んでみると。写真集の様な精巧な作りになっています。オリジナルの路線図、車両、駅名等をこってりと用意してあった分、可能なら3巻以降が出ないかなと思います。
・魔法使いの嫁
5巻まで読んだ。チセが英国の田舎に行き、魔法の世界に触れる事と、「嫁」要素が今後どうすると絡んでくるのかなと思う。そもそもエリアスは常識に欠けているとかあれこれあるのだけど、どの辺から「お嫁さんが欲しい」と思うようになったのか。「寂しい」と言う感情さえ意識できなかったエリアスの求婚の理由は。
チセは、自分の意思で自分をオークションにかけた。物語の発端が自暴自棄だったので、今後チセが自分を大事にしてくれればと思う。薄幸の美少女が、ふとしたことですごいパワーに目覚めて、皆のアイドルになる話なのかもしれないけれど、チセの自尊心の低さは6冊分話が進んでも変わっていない気がした。
チセは自尊心が足らないから、自暴自棄になるのだと思うけれど。エリアスやシルキー、妖精やルツが一生懸命チセを支えようとしている。もともと短編の作品だったのか、「嫁」というキーワードが先走っていて、物語の結論が提示されているのに、巻数を経ても辿り着かないなんてことないといいなと思う。
チセは自分をオークションにかけたが、自分がスレイベガであると知らなかった。ある意味度胸がいいと言うか、展開の読めないスリリングな作品と言うべきなのか、チセに自尊心があって、自暴自棄でなかったら、人身売買に参加しなかったのではないか。チセが自分を大事に出来る子だったら、エリアスの所に来なかっただろう矛盾。 |
|