■手遅れかもしれませんが、アドラーの言う意味づけについて考えていました。未来はたった今、この瞬間から変えられる、ただし時間がかかるけれどもというのがアドラーです。田舎に生まれたから不幸とか、都会に生まれたかったとかはナンセンスです。
いわれのない意味づけを自分であれこれしてしまうより、目の前の事実だけが見たいなと思いました。派手に何かに自分で意味づけして舞い上がるより、知らない駅に初めて来て現在地と行先を思いめぐらせている様な時の方が幸せだろうと思います。いつでも初めてに出会える鉄が好きです。
■連休なので小説を書いていました。同じ事を書いていても、大分意味合いが異なってしまうので悩みました。
例えばグンマの発明による大爆発は、死にいたるとPAPUWAで判明しています。描写がギャグだからスルーされていますが、グンマは一族なのでお咎めなしだろうと思います。
アニメ南国のひ弱そうなグンマが、屈強なシンタローに自分のメカで挑む姿が好きでした。PAPUWAでは余り自作メカに乗らない印象です。危ないって、本人も知っていそうです。
眼魔砲も、キンちゃんが一撃でルーザー様を殺してしまたり、ギャグだと高松がサビ・マジック・シンタローから同時に受けても鼻血で済んでいます。加減と言うものがあるのだと思いますが、恣意的だなあと思いました。
そういう90年代アニメっぽい、ファンタジー能力とキャラの相関性的なのが結構好きだったので、二次創作する時につい使ってしまいます。うさぎちゃんと幻の銀水晶的なの。
■以前読んだ、宮尾登美子の蔵に続き、寒椿を読みだしました。まだ数項しか読んでいませんが、バランスのいい文章だなと思いました。
蔵の時も、一気によめる重厚な作りでした。美しくたくましいヒロインが、愛する家族と苦難を乗り越える話だったと思います。宮尾登美子の作品のテーマは常に「女性」だそうです。
お蔭で男性陣が若干ステレオタイプに見える時もありますが、基本的にエンターテイメントなんだろうなと思います。蔵の時も、不幸描写がもっと続くのかなと思いましたが、ぐいぐいと読めました。筆に力があって、舞台の中に引きこまれました。 |
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