madeingermany
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...... 2018年01月11日 の日記 ......
■ 椿
[ NO. 2018011101-1 ]
■宮尾登美子の寒椿を読んでいます。ヒロインが手術を受ける決心を固めました。物語の骨太さもさる事ながら、南国高知の夏景色、満州の吹雪が目に浮かぶようです。情報多めで、密度のある筆致なのに、読みやすいのがすごいです。
■少し前グンマが流行りましたが。日本最後の秘境とか、えらい言われ様で逆に面白かったです。しかし笑えない部分もあります。南関東が戦後の新しい空気に生まれ変わり、新潟等北陸には古くて豊かな歴史があります。
グンマは冗談抜きで特に何もありません。本当は野菜や豚、牛、キノコ、米、美しい自然など目白押しですが、「東京と自民党に全て依存すれば大体上手くいく」という考えが根強く、感覚の民度がせいぜい大正時代くらいな部分があります。
自分の通った女子高は、まさに大正時代からある高校です。制服のデザインも大正のままです。何度となく、市内の男子高と併合し、普通に共学でいいじゃないという話が浮かびますが、主に「若い男女が一緒にいると風紀が乱れる」という理由で毎回おじゃんになっています。ある意味秘境です。
■以前自意識過剰になって、心理学を織り込んだ社会学の本を読んでいた時。成程成程、いい事言うなあ、参考にしようと思って読んで。
最後の方で、「これらは働く男性におこりがちな事であり、女性には起こりえない案件である」っぽい事が書いてあって、一気に冷めた事があります。そもそも本の前提が「男児はどうあるべきか」だったらしく、「まあ女性はこんなこと悩まないから」と最後の方であしらっていました。
働く男はかっこいいですが、自分がこの本を読もうと思った気持ちを拒まれた気がしました。自分は一度手にすると、大体の本は最後まで読む方です。最近アドラーを思い出しますが、あれは「老若男女、対等で平等」という意識から始まります。
年を取った俺を大事にしなさい(実際はほんの60代前半)、女は男に従属して普通なのですと言う考えが跋扈している場合、アドラー心理学は、本当に「個人心理学」としか呼べないなと思います。あくまで「自分がどうするか」が主眼の考え方なので、身近な相手が泣きわめくのをスルーする事さえも否定しません。
自分は親が不機嫌な顔だと、死ぬほど気にする時がありました。今にして思うと、親の不機嫌さや怒りは、弱い子供という立場の自分に向かってくるだろうけれども、自分に責任はなかったのかもしれません。
親のイライラが自分のせいなら、御飯作ってくれないかもしれない、学費を出してもらえないかもしれない、等本気で心配しました。(本当に在学中につまらない事で、「学校をやめてしまえ」と罵倒された事がある。今にして思うと、自分で責任が取れると思ったのなら敢行するべきだったと思う。)
...... 返信 ......
■(無題) [ NO. 2018011101-2 ]
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Vernon 2021/07/01 06:49:49 [
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