madeingermany

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...... 2018年04月02日 の日記 ......
■ 遠山のキンちゃん   [ NO. 2018040201-1 ]

■桜を見ながら浮かんだネタを書きます。全部妄想です。


・PAPUWA後、家族でお花見をしたいと言い出すグンマ博士。念願の一族の団欒であるが、一つ問題がある。常に非常事態を抱えているガンマ団において、シンタロー総帥とキンタロー総帥補佐官、及び総帥代行が出来るマジックの全員が行楽に出かけるのは、自殺行為になる。

迷わず「俺が残る」と皆に言うキンちゃん。キンちゃんにそんな重圧がかかる場合、これまた迷わずドクター高松が全てに優先してキンちゃんの補佐に来るので、マジック以下「まあいいだろう」という雰囲気。



困るのはグンマ。長らく孤児扱いだったグンマは、絵に描いたような団欒は実は苦手だった。血縁には大人しい、「孤児」のキンちゃんの存在がグンマには慰めであるので、花見にキンちゃんは外せない。

一日程度の留守居なら、ドクターと秘書課がいれば問題ないだろうという意見にまとまり、マジック以下ブロンドとブルーアイズ全員で桜の下へ。グンマ曰く「生のお寿司とアイスの入った和菓子が食べたい」。留守居の高松にお土産に持って帰る事が出来ないので、ちょっとだけ落ち込むキンちゃん。

オチとして。マジックが留守居達にもお寿司と桜餅を用意してくれていて、ミドルとスイーツもそこそこいい思いをしていたと言う話。グンマ博士の要望は、家族に全部通る様な気がする。長らく孤児にさせた負い目と、マジックの長子である七光りは半端ないと思う。




■温泉、花見、鉄道と遊び歩いていて、ネタを書く時間がありません。メモでたまっています。いずれも高松周辺のネタです。サザエさんではないですが、ルーザー様の周りだけ時間が止まっている様な気がします。

好きで読んでいるメグレものを書いているシムノンは、小説を書きまくる時間と、ネタ収集のためにか遊びに徹する時間を使い分けていたそうです。



メグレものの、事件に関する緊張したシーンも好きですが、だらっとしたパリの風景も大好きです。毎度同じような描写になりがちかと思いきや、割とくどく感じません。何回も同じような描写、「メグレは彼女の様な女性に出会ったのは初めての様な気がした」「メグレはいつになく疲れていた」等の描写も気になりません。

メグレが様々な女性と出会おうとも、それぞれの女性は各個で特別なのだろうと思います。カタギの奥様も、街頭に立つ女性もあり、女学生や芸術家、庶民、上流階級と多彩で男性も同様です。




知らない事は書かないというのも正義の様な気がします。文句を言う訳ではないですが、宮尾作品は芸妓さんを書いたものが一番面白いと思います。芸妓さんの生活を面白いというのは不真面目かもしれませんが、作者が嫌った世界を書いた小説が生き生きしています。読みたいのは「スゴイ女の人生」ではなくて、「共感出来てスカッとする話」です。

宮尾作品のヒロインたちは、セックスの相手に娘時代より自ら振り回され。自分の偉さに酔いしれながら、一方で「私だって普通の女の幸せが欲しい」と矛盾した事を言い。普通に暮らしている人に茶々を入れ。今読んでいるクレオパトラさえ、彼女は政治家なのに戦争の場において「私は正しい」と言い出しています。不安しかありません。

少女小説にしてはえげつないし、ラノベとしては食感が固いです。同じ女を書いた小説として鴎外の雁を思い出しますが、お玉は何の変哲もない女性です。ですが面白い小説に仕上がっています。

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