■そのうち御殿場線に乗りに行こうと思っています。東海道本線が御殿場を走っていた頃を味わいたいです。今御殿場と言うとアウトレットですが、よく見ると複線だった往時をしのべるそうです。
■日本鉄道史という本を読んでいます。上下巻あるので長く楽しめます。漢字と数字ばかりの本ですが、日本の近代化という難しいテーマもさることながら、「鉄道っていいよね」という単純な思いが沸きます。
群馬を走る信越線は、短くて地味目ですが、そう多くない「国が作った」路線なのだそうです。どれだけ重要な場所だったのか想像するとワクワクします。
くだらない事ですが鉄道って料金に対し、大人と子供の区別はあれど、男女の差はありません。マイカーの世界だと、「女乗りの車」「男のための車」と暗黙の了解があります。何事にも平等な鉄道が好きです。
■リアルの我が家を例えるなら、犬ぞりだなと思いました。今はスノーモービルがあるので、移動のためだけに犬にソリをひかせる事は少なくなったそうですが、南極物語の様な映像に心踊らされた経験があります。
何故南極では馬でなく、犬にソリをひかせるのかと言うと。馬は体重が重く、いい餌しか食べないのに対し、犬は体が軽く粗食に耐え、「人間の言う事を喜んで聞く」からだそうです。
馬はプライドの高い動物です。気に入らない時は一歩も歩きませんし、自分に乗っている人間が馬に慣れない素人だと判断すると言う事を聞きません。その点犬は、「人間に好かれる」ために献身的になるのだそうです。
自分も例えるなら、馬の様な人間でありたいと近年思います。犬の様に「(飼い主である親に)好かれるため」に奔走するのはもう嫌です。その上、ソリ犬は天候のため等で食物がなくなると飼い主に殺されて食べられるそうです。機能的この上ない生き物です。馬なら抵抗して逃げて、雑草を食べて生き抜くかもしれなせん。
自分も、犬のように飼い主である親の顔をうかがって生きていた時は、そこそこ楽しかったです。自分がした事で、飼い主の表情が変わるのだから犬人生極まれりです。しかし、飼い主の意にそぐわない行動に出た場合、犬の命はありません。
雪の中を疾走しても、結局得をするのは飼い主である親なんだなと、大人になって気が付きました。自分のために、雪原を駆け巡るのはいいかもしれないけれど、自分の後ろで鞭を振るい、行先を決め、重い荷物をひかせる男を愛さなくていいのだと、つい先日気が付きました。 |
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