■YOUYOUの柴田亜美作品オンリーの、チラシと申込用紙を入手しました。開催決定おめでとうございます。サークル参加予定です。スパークと日が近いのですが、両方サークル参加すると思います。
今年のGWのスーパーには参加せず、7月ガン流、夏コミ夏インテ、10月オンリー・スパーク、しめに冬コミと考えております。高松本の新刊・既刊を持って行きますので、よろしくお願いします。
■日文をちゃんと勉強したことはないのですが。小説の面白さって、物語やキャラの存在が大きくとも、語り口が全てなのかな、とたまに思います。
劇中のドラマの内容は二の次と言うと言い過ぎですが、「これ台本ですね?」と言いたくなる小説に出会った時、「頼むからもっと、こっちに想像をゆだねるとかでなくて、せめて貴方が楽しんでこの話を書いているんだと思わせてくれ」と泣きそうになりました。創作物に対する考察や想像力は、ある程度まで作品に好意を持たないと発動しないんだなとよく分かる事件でした。
私は仕事で何かを「説明する」時があります。商品なり制度なりを説明するにしても、半信半疑ではまずお客様に伝わりません。盲目的までにと言うとやり過ぎになると思いますが、文章でも言葉でも、プライドと思いやりと精密さのあるものなら、ある程度までは相手に届く気がします。
■細雪を読んでいます。上巻です。雪子が劇中最初の見合いに挑む少し前です。一度細雪の舞台を見に行ったことがありましたが、上巻の冒頭と下巻の内容をくっつけた様なお話になっていました。妙子の人形展で、雪子の見合いが進む内容でした。
恐らく上巻冒頭に書いてあるように、雪子の見合いは、妙子の人形制作の活動とリンクして、いい男に出会い、結ばれる予定だったのだと思います。京阪神に顔の広い幸子、蒔岡家の「売り物」である雪子、モダンガールの妙子、と上巻の人間関係のバランスが素晴らしいです。
細雪がどの辺で崩壊していくのかと言うと。絶対に見合いにうんと言わない雪子の頑固さと、一家の不運が身に染みている妙子の幾多の受難の繰り返しが、終わらなくなるあたりからでしょう。
雪子は妙子が病気になったり、家族から浮いてしまう様な時はかばってくれますが、雪子の頑固さと面倒くささが、一番妙子を痛めつけています。崩壊、滅びの絵すら美しいと思わせる細雪が好きです。 |
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